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【69】 題名:人差し指の痛み
相談者:ぞうさん 年齢:40 性別:女性 地域:大阪府 2005/08/21 (日)01:13:14
初めてメールします。

40歳、女性です。

2ヶ月ほど前から左手の人差し指が痛くて、気になっています。
手をグーにして握った時に、親指で人差し指の側面の
第一関節から上の部分を押さえると、痛いのです。(右手はなんともないです。)
普通にしていると、全く痛みは感じませんが、
親指と人差し指で何かを挟む動作、
例えば、洗い物をしていてお皿を持つとか、
スナック菓子などの袋を開けるとか、
また、スイッチやポンプを人差し指で押すという動作の時には、
ズキンと痛みを感じます。
今から1ヶ月ほど前に整形外科で診てもらいました。
レントゲンは全く異常はない、ということでしたが、
<ヘバーデン結節>の初期かもしれない、と言われました。
インターネットで、調べたところ、
確かに症状に当てはまるものはありますが、
身内にそのような病気の人もないですし、
どうも違うような気がしてならないのです。
あれから1ヶ月経ちますが、相変わらず指は痛く、症状に変わりはありません。
神経に関係があるのではと思い、こちらに質問をしてみました。
なにか考えられる病気はあるのでしょうか?
よくなるんでしょうか?
宜しくお願いします。
     
ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持が大変によく判る御相談です。

「Heberden nodes:ヘバーデン結節」とは「遠位指節関節:DIP関節」の
「変形性関節症」のことです。

極めて判りやすく言えば
「Heberden nodes:ヘバーデン結節」は「遠位指節関節:DIP関節」
の「「関節軟骨」の変性」+「「関節」の「反応性骨増殖」」です。
だから
「手指X線撮影」で極めて特徴的な所見を示します。

因みに「遠位指節関節:DIP関節」ではなく同じ「病態」が
「近位指節関節:PIP関節」に発生した場合は
「Bouchard nodes:ブシャール結節」と呼称されます。

「Heberden nodes:ヘバーデン結節」は
「遠位指節関節:DIP関節」の
1・「自発痛:じはつつう」と「運動痛:うんどうつう」
2・「運動制限」が特徴的です。
3・また関節周囲の「骨棘:こっきょく」と「皮膚軟部組織腫脹」により
「遠位指節関節:DIP関節」の指の側面を押さえつけると痛いことが
あります。
4・時には「関節背側」に「ゼリー状」の内溶液の貯留することがあります。
嚢胞=「mucous cyst:ミューカス・シスト」と呼称致します。


「Heberden nodes:ヘバーデン結節」はほとんどが閉経後の
御婦人に発生します。
45歳以上の御婦人に多いものです。
10:1で女性に多いものです。


さて
御相談者の御相談の御記載内容からは
「Heberden nodes:ヘバーデン結節」ができるにしては
お若すぎると思います。
また
「お受けもちの先生」の「手指X線撮影」の「画像診断」ですが
「異常所見無し」とのことです。
「今から1ヶ月ほど前に整形外科で診てもらいました。
レントゲンは全く異常はない、ということでしたが、
<ヘバーデン結節>の初期かもしれない、と言われました。」
との事です。

「手指X線撮影」に「異常所見無し」の「Heberden nodes:ヘバーデン結節」は
ありえませんから
「Heberden nodes:ヘバーデン結節」ではありません。

すなわち
「Heberden nodes:ヘバーデン結節」特有の
「「Heberden nodes:ヘバーデン結節」は「遠位指節関節:DIP関節」
の「「関節軟骨」の変性」+「「関節」の「反応性骨増殖」」の「異常所見無し」
であり
「手指X線撮影」は「全く正常」との事。
また
「2ヶ月ほど前から左手の人差し指が痛くて、気になっています。
手をグーにして握った時に、親指で人差し指の側面の
第一関節から上の部分を押さえると、痛いのです。(右手はなんともないです。)
普通にしていると、全く痛みは感じませんが」と
「臨床症候」から「Heberden nodes:ヘバーデン結節」に特有の
「自発痛:じはつつう」

御相談者の御相談の御記載内容からは
「遠位指節関節:DIP関節」周囲の「皮膚軟部組織」の「病態」の可能性
があります。
けれども怖い「病態」ではありません。
多分に
「遠位指節関節:DIP関節」周囲に限局して
「軟部組織」に「炎症性」の反応をおこされている可能性があります。

原因は「外力」によるものと考えます。

「末梢神経障害」を御心配されています。
「遠位指節関節:DIP関節」付近の「末梢神経障害」が発生している
可能性はあります。
けれども「知覚障害」のみである。
「「末梢神経」でも「運動神経系」の「症状・症候」はおありでない。
だから困るような「末梢神経障害」ではない。

+++++
結論:

「なにか考えられる病気はあるのでしょうか?
よくなるんでしょうか?」
との事です。

御相談者の御相談の御記載内容からは
40台の御婦人の「遠位指節関節:DIP関節」に多発する
「機能性末梢神経障害」が最も考えられます。

「治療戦略」としては「急激な」「加速度的な」
「遠位指節関節:DIP関節」の運動をさけられて
他の指で上手にお仕事をされると宜しいと今の私は考えます。

「機能性末梢神経障害」であり
「Heberden nodes:ヘバーデン結節」ではないように今の私は考えます。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。
何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
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http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
2005/08/21 15:49:59



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