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【56】 題名:母について
相談者:たかやま 年齢:24 性別:女性 地域:宮崎県 2005/04/27 (水)23:24:31
お忙しいところ申\し訳ありません。
初めて相談させていただきます。
52歳の母についてです。母は時々後頭部の軽い痛みを訴えます。
我慢できないようではないのですが、最近では通夜の場で名前を書くとき、
焼香をあげるときに手の振るえのために片手で支えないとできなかったそうです。
以前地元の脳外科でMRIを受けたときは小さな梗塞のようなものはあるが
年齢的に心配はないといわれたそうです。
手のしびれや言語障害のようなものはみられません。
どのようなことがかんがえられるでしょうか?
     
ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

「御母様」の御持ちの「症状・症候」は。
1・「母は時々後頭部の軽い痛みを訴えます。
  我慢できないようではないのですが」
2・「最近では通夜の場で名前を書くとき、焼香をあげるときに
  手の振るえのために片手で支えないとできなかったそうです。」
3・「以前地元の脳外科でMRIを受けたときは小さな梗塞のようなもの
  はあるが年齢的に心配はないといわれたそうです。」
4・「手のしびれや言語障害のようなものはみられません。」
との
「4つ」の「症状・症候」で御座います。

この各々を1・-4・=>4・-1・と逆に御回答していきます。

4・の「症状・症候」からは「御母様」が
「中枢神経系の器質的疾患由来の巣症状(そうしょうじょう)」を
御持ちでないことがわかります。
=>
「中枢神経系の「器質的疾患」(脳腫瘍や脳血管障害等)」が
ないことが「臨床神経診断学」からは示唆されます。

3・ですが。
これを裏付けるように脳MRIを「検査」され。
「「・略・地元の脳外科でMRIを受けたときは小さな梗塞のようなもの
  はあるが年齢的に心配はない・略・。」との事です。

=>
俗称「脳MRI脳梗塞」と呼称されます。
何ら「臨床診断学」的意味のない
「画像診断」の「用語的」な「診断名」になります。
「「異常所見」無し」で宜しかったです。

2・ですが。
御相談者の「御母様」は「肩こり・頸こり・背中こり」」を
御持ではないでしょうか。
「緊張型」であり
「背中バリバリ症候群」(あだ名です)=
「肩・背中にわたり激痛・鈍痛の塊と思えるような痛み」
をお持ちではないでしょうか。=>1・

1・ですが
「母は時々後頭部の軽い痛みを訴えます。我慢できないようではないのですが」
との事です。

上記より「御母様」は
典型的な「「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
を御持ちであると今の私は考えます。
「緊張型」の「症状・症候」とは
一重に「ただひたすら辛い」「症状・症候」であると御考え下さい。
「緊張型」の「病態」とは
両肩に「外す事の出来ない重たいの重荷を背負ったような状態」とご理解下さい。
御婦人は「痛み」に強いので殿方と異なり「行き着くところまでいって」
苦労される方が多いです。

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の治療法ですが
筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、外用薬も用いて
場合により神経ブロックを施行いたします。
(「神経ブロック」といっても「星状神経節ブロック(SGB)」
は全く「効果」がありません)

「緊張型」は正診断率の大変低い「疼痛系の「症状・症候」」でございます。
「耳鼻科疾患」「自律神経失調症」「メニエル症候群」「更年期障害」
「頚椎の疾患」「うつ状態・うつ病」・「心療内科の疾患」
等ととよく間違えられます。
意味も無く「疲労ですね」或いは「ストレスですね」等と医師より
図らずともいわれてしまう病態で御座います。
一番困るのは「頚椎の疾患」と間違われることです。


「機能性末梢神経障害疼痛」にお強い「脳神経外科専門医先生」
或は「ペインクリニック専門医先生」を御受診されると宜しいと
今の私は考えます。
そして
しっかり治されるためには
「頭痛系の疾患」がお得意な「脳神経外科専門医」の先生を
御受診されると宜しいと今の私は考えます。
但し「脳神経外科専門医」の先生の中にも「頭痛系の疾患」
が苦手な先生のいらっしゃいます。
このことは何卒覚えておかれて下さいますように。

さて「緊張型」の「手の震え」に関しては
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html

「過去の御相談と御回答」
「手の震えで悩んでいます [2] [2003年12月24日 11時52分21秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/264531198729859.html
を是非とも御参照下さい。

また念のため
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の特徴につき「補足1」に。
御記載致します。御参考になれば何よりです。

一刻も早く御相談者の「御母様」の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。
上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp


++「補足1」++++++++++++++++++++++++++++++++++++

さて「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には特徴がございます。

##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1?2月)そして梅雨のころ胃が痛かったことは(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。
##25
咳をすると痛みませんか。
##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
(バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
肋骨や腹部が「痛くは」有りませんか。
「「肩こり背中凝り」の前への押し寄せ」の「症状・症候」
で御座います。
##31
「甲状腺機能」の「異常所見」を指摘されたことが
おありではないでしょうか。
##32
「左側」のほうが痛くはありませんか。
##33
後頭部や後頚部に「しこり」のようなものがあり
さわると痛くないでしょうか。


以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。
「補足1おわり」

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
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