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【50】 題名:頭がポーとする
相談者:大河原 年齢:45 性別:男性 地域:東京都 2005/04/10 (日)01:35:07
45歳の男です。3ヶ月前に、下血で10日間入院しました。内視鏡検査の結果問題なしとのことで退院しましたが、1ヵ月後再出血で(3週間)再検査したところポリープを発見して摘出しましたが、問題なしとのことでした。ただし、出血箇所の特定はできませんでした。その間1ヶ月ぐらい風邪気味で咽が痛いので、飲み薬とうがい薬をもらっていましたが、検査結果の翌日頭痛とともに足先の軽い痺れを感じ、目に違和感を感じ大学病院の眼科を検診したところ、CT検査のところ問題は無いが、眼底検査により、中心性漿液性網脈絡膜症 と診断されました。静脈の血流障害が、考えられるとのことですが、頭の痺れなど考えると脳全体の血流障害などは考えられないのでしょうか。それとも、ただの風邪なのか?下血の時も、もしかすると痔(血流障害)が考えられるといわれました。脳神経内科あるいはMRI等の再検査が必要でしょうか?教えてください。
     
ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持が大変によく判る御相談です。

御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
「中心性漿液性網脈絡膜症」。
「中心性漿液性網脈絡膜症」は「いかにも難解」な病名ですが。
網膜の「俗に言う「冷え性」」のような「病態」。

御相談者の「病態」は下記順を追って御回答致しますが。
御相談者の「病態」が耳にきたらば「メニエル症候群」と
「診断」されていたであろうと今の私は考えます。
いずれにしても御相談者の「症状・症候」が
「検査結果の翌日頭痛とともに足先の軽い痺れを感じ」で
「御既往」が始まっている点は極めて重要。
「機能性頭痛」の「病態」で御座います。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは

1・「3ヶ月前」に「下血」=「原因は「大腸ポリープ」であった由
「問題なし」で宜しかったです。
2・「頭痛」があり「しびれ感」があったとの事です。
3・「上気道感染」(「咽頭炎」・「喉頭炎」・「副鼻腔炎」など)」
の「反復性上気道感染」も御ありの様です。
4・御相談者の御相談内容要旨御記載からは
脳CTにて「「異常所見」無し」である。
=「眼のCTのみの検査は通常行わず」=>脳CTであったと
考えます。
5・表題の「頭がボーとする」
1・+・・;5・
が御相談者の「症状・症候」。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
典型的な
「「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
で御座います。
「緊張型」は眼に来ます。そして
「反復性上気道感染」を併発されていることが多いものです。

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
は「緊張型しびれ(あだ名です)」「緊張型めまい」(あだ名です)
等「頭痛系の「症状・症候」」以外でくることが多いものです。

しっかり治されるためには「頭痛系の疾患」がお得意な
「脳神経外科専門医」の先生を御受診されると宜しいと
今の私は考えます。

但し「脳神経外科専門医」の先生の中にも「頭痛系の疾患」
が苦手な先生のいらっしゃいます。
このことは何卒覚えておかれて下さいませ。
「中枢神経系の「器質的疾患」(脳腫瘍や脳血管障害等)」を
御心配されていらっしゃいますが「御心配無用」で御座います。

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。
(「神経ブロック」といっても「星状神経節ブロック(SGB)」
は全く「効果」がありません)。

ちょっと長くなりますが。
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の特徴につき「補足1」に。
御記載致します。御参考になれば何よりです。
また
「中心性漿液性網脈絡膜症」につき「補足2」に御記載致します。
御参考になれば何よりです。



一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp


++「補足1」++++++++++++++++++++++++++++++++++++
さて「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には特徴がございます。

##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1?2月)そして梅雨のころ胃が痛かったことは(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。
##25
咳をすると痛みませんか。
##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
(バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
肋骨や腹部が「痛くは」有りませんか。
「「肩こり背中凝り」の前への押し寄せ」の「症状・症候」
で御座います。
##31
「甲状腺機能」の「異常所見」を指摘されたことが
おありではないでしょうか。
##32
「左側」のほうが痛くはありませんか。
##33
後頭部や後頚部に「しこり」のようなものがあり
さわると痛くないでしょうか。


以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。

1
「補足1おわり」

++「補足2」++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「眼」にくる「症状・症候」の「病態」は「科目」に関らず非常に
多いものなのですが。

##1
「中心性漿液性網脈絡膜症」は近年過去数年非常に
流行している「診断名」で御座います。

##2
私は「「またひとつ患者さんを悩ませる」「病名」が
「ひとつ」増えたな・」というのが偽らざる所です。

##3
適切な表現が思い浮かばないのですが
「眼科専門医先生」によるこの「診断名」の「流行」の「理由」は不明です。

##4
「中心性漿液性網脈絡膜症」は「脈絡膜の循環障害」が原因と
されますが。
正確な「病態」は全く判明しておりません。

##5
「中心性漿液性網脈絡膜症の「診断名」」は
睡眠不足や過労ストレスなどの影響が関与する
患者さんで「パソコン」漬けの仕事「夜昼逆転」「徹夜明けだった」
などの生活環境の患者さんに「下される」ことが多い。

##6
だから「「またひとつ患者さんを悩ませる」「病名」が「ひとつ」増えたな・」
というのが偽らざる所です。

##7
「中心性漿液性網脈絡膜症」の「治療や予防」の場合。
何かの一つ覚えのように。
「時間をとってゆっくり身体と心を休めるのが一番とも言われてしまいます。
そしてよく「ストレッチ」をしましょうとか「リフレッシュ」をしましょうとか
もいわれますが感心しません。

##8
患者さん自体が
「リフレッシュ」ができないからこのような「病態」にいたるのである。

##9
さて
御相談者が「歯科口腔外科専門医先生」を御受診されたらば
「顎関節症」と「御診断」されるでしょう。

##10
「顎関節症」=「緊張型頭痛」と延長線上あるいは同一線上にある病態
で御座います。

##11
「中心性漿液性網脈絡膜症」と「眼科専門医先生」から
「御診断」」頂いた患者さんのほぼ100%が
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
とされています。


「補足2おわり」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
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