あなたは 00259756 人目の患者さんです。(Since 2009.12.16.Wed)

        

<過去のご相談の検索> キーワード: 
ログ番号 : 
過去のご相談全件一覧
1件検索されました。
<ご相談の書き込み> 新規に相談の書き込みをなさる時は下のボタンを押して下さい。

これまでのご相談・回答(新しいご相談から表示されます。)

 
     
【47】 題名:大腿皮神経麻痺について
相談者:匿名希望 年齢:27 性別:女性 地域:埼玉県 2005/04/06 (水)21:58:41
先程、このページの存在が分からなく、以下のメールを”掲示板管理者山本クリニック 山本博昭先生”に直接送ってしまいました。再度、この掲示板にメールさせていただきます。

初めてメールを送らせていただきます。
私は、27歳女性です。昨年の8月下旬辺りから、右大腿外側にしびれを感じるようになり次第にピリピリ、チリチリと痛みも生じるようになりました。圧痛もあります。また、一部分に、くぼみ(1cm位)があり、特にここを押すと痛みが強いです。心配になり、大学病院の整形外科を受診しMRIと骨盤のレントゲンをとりましたが骨には、異常はなく『大腿皮神経麻痺』だろうとの診断を受けました。メチコバールの処方により経過を見ていましたが、改善は見られず定期的に整形外科を受診していましたが「様子を見てください」と言われるばかりで特に治療という治療は、受けていません。最近は、整体に通いマッサージを受けていますが一時的には痛みはおさまりますが、すぐに痛みが出てきます。整体の先生は、『股関節の神経圧迫』と言われ、ますます何が原因なのか、治るものなのか心配になってしまい不安な毎日を送っています。藁をもつかむ思いでネットでいろいろ調べていたところ、山本先生の掲示板を見つけメールで相談させていただきました。
 
 
     
ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

典型的な「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではないのですが)の「症状・症候」でいらっしゃいます。
御高齢者の場合は疼痛のほかに
よく足底部に「石ころ」「ビー球」がはさまっているようであるとか
の「症状・症候」でも来ます。

またとりわけハイヒールをはかれる御婦人の場合或いは男性でも。
「「足底部」の「症状・症候」」のみの場合には
「整形外科専門医先生」の「範疇(はんちゅう)」の
「モートン(モルトン)病」と間違えられることも極めて
多いものです。
(「Morton病」(モートン病)とは1845年にLouisにより始めて報告され
31年後の1876年にTG Mortonにより「2番目」の報告がなされたので
正確には「Louis病(ルイス病)」と呼称されるのが正しいと私は考えます。
第3・第4足趾の「疼痛」・「知覚障害」をきたす「病態」です。
御相談者には関係ありませんが。念のため。)

「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)=
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ)」=
「Roth?Bernhartd症候群:ロス・ベルンハルト症候群」
と呼称致します。

1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名され
Bernhardtにより「外側大腿皮神経パレステジア」と記載されました。
残念なことに本邦では海外留学のご経験のある
「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」
でないとまず「御診断」もつかなければ「治療戦略」もとれません。
「CT・MRIやX線撮影などの画像診断」では「異常所見」が得られないために
「機能性末梢神経障害」による「症状・症候」が「病態」と
されがちで御座います。

「知覚異常性大腿神経神経痛」は
「外側大腿皮神経」という神経が主役をなします。


「整体の先生は、『股関節の神経圧迫』と言われ、ますます何が原因なのか、
治るものなのか心配になってしまい不安な毎日を送っています。」
との事です。

御婦人の場合よく「変形性股関節症」等ととよく間違えられます。
また上記「モートン(モルトン)病」と御婦人の場合とよく
間違えられます。

また一番怖いのは
「腰椎椎間板ヘルニア」などと間違われて
実際に手術をされてしまうことです。

「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
は治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて神経ブロックを施行いたします。

適切な「神経ブロック」或は「神経根ブロック」にて
「治療戦略」を取ります。
(但し「経仙骨孔ブロック」或は
「硬膜外ブロック」の「仙骨ブロック」を施行されても一向に良くなりません。)

しっかり治されるためには「機能性末梢神経障害疼痛」にお強い
「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」
を御受診されると宜しいと今の私は考えます。
但し「脳神経外科専門医先生」「ペインクリニック専門医先生」
でもとりわけ「機能性末梢神経障害」」が苦手な先生もいらっしゃいます。
このことは何卒に覚えておかれて下さいませ。


一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


なお
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
に関しては
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html

「過去の御相談と御回答」
右腕、指の痛み [2] [2005年 2月17日 15時59分 7秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/920604477943019.html
股関節痛 [2] [2005年 1月23日 14時16分41秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/825934306559251.html
腰痛・肩こりや首の痛み頭痛・・ [2] [2004年10月21日 16時58分 1秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/795294176395149.html
足の痺れ [2] [2004年 5月23日 7時28分18秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/535341219817386.html

御参照いただけると幸です。


上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp
相談掲示板入室ページへ   このページのトップへ(新規相談書き込み)   山本クリニックHomePageへ   メール

あなたは 00259756 人目の患者さんです。(Since 2009.12.16.Wed)