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【4】 題名:高齢者の頭部打撲
相談者:小波 年齢:50 性別:女性 地域:埼玉県 2005/01/09 (日)15:06:15
初めまして。88歳の父のことで、ご相談申\しあげます。
昨年12月10日に腹部大動脈瘤の手術をうけました。手術自体は
うまくいったのですが、翌日深夜(12日午前0時すぎ)病室でふらつき,
転倒、床に右後頭部を打ち、かなり出血もした様です。麻酔が残っていた
せいか、転倒の前後の記憶は、はっきりしませんが、意識はあった様です。
縫合は3針しました。
起床時のめまい、頭を振った時の頭痛は徐々に軽くはなっています。
24日の退院前頃から意欲の低下が見られ、27日に脳神経外科を受診。
12日と24日に撮ったCTを較べて、硬膜下に髄液がたまってきている
との診断。脳梗塞の様な症状が出たら手術をするが、今は様子を見てと
言われました。
 しかし年明け頃から判断力低下やもの忘れも出てきています。このまま
痴呆症状が進むのか、心配です。
 手術や服薬等必要ないのか、また、手術の方法や危険性、予\後等に
ついてもお教え下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
     
これはお大変でしたね。
2004 12・10に「腹部大動脈瘤」の「手術」は旨くいって本当に宜しかったです。
2004 12・12 午前0時過ぎに「病棟」で転倒され「右後頭部打撲」の「頭部外傷」
との事です。
   「麻酔が残っていたせいか、転倒の前後の記憶は、はっきりしませんが、
意識はあった様です。」との事です。
この時の「意識障害」の有無と程度は大変重要です。
「はっきりしませんが、意識はあった様です。」との事ですから
「意識障害」はなかったとして御回答を続けます。
2004 12・24日ころから「意欲低下」
2004 12・12 vs 2004 12・24 の脳CTの比較をすると
「慢性硬膜下液貯留が発生している」の脳CT所見との事です。

「脳神経外科」の「お受けもちの先生」が仰られた
「脳梗塞の様な症状が出たら手術をするが」という意味は。
=>
「中枢神経系の器質的疾患由来の巣症状(そうしょうじょう)」が発現したら。
=>
「慢性硬膜下液貯留」に対して
「穿頭:せんとう」+「ドレナージ」の「手術」をする
ということを意味されている。
   現在の「脳神経外科専門医先生」の判断は大変正しいです。
「腹部大動脈瘤」のような「大きな手術」を88歳の男性が全身麻酔で受けられれば
術後「1年間」位は「中枢神経系」に関しても「全身的」にも
「不安定」な状態が発生することは
避けられません。
一方逆に考えれば88歳で「腹部大動脈瘤」の手術を受けられるだけの
「体力」がおありなのだからこれは大変な「体力」をお持ちであるといえる。
「慢性硬膜下液貯留」或は「慢性硬膜下血腫」に到られ「症状・症候」がでたら
「穿頭:せんとう」+「ドレナージ」の「手術」が施行されます。
   「手術や服薬等必要ないのか、また、手術の方法や危険性、予\後等に
ついてもお教え下さい。」との事です。
今の御相談者の御相談内容要旨御記載からは御父様は脳神経外科的に
今現在は内服或は「手術」の必要性はありません。
けれども今後の脳CT検査の経過観察にて
「慢性硬膜下液貯留」の
或は「慢性硬膜下血腫」の状況が増悪するのであれば「手術」は必要であり
避けられません。
局所麻酔でも可能な「手術」であり俄かに「リスク」は思い浮かびません。
予後も通常通りいけば大変「良い」ものです。
但し今後も常に「転倒しやすい」状態は御父様にはつづかれると思われるから
「転倒」には「常に注意」が必要。この点が今後の「要:かなめ」になります。


上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp
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