あなたは 00259679 人目の患者さんです。(Since 2009.12.16.Wed)

        

<過去のご相談の検索> キーワード: 
ログ番号 : 
過去のご相談全件一覧
1件検索されました。
<ご相談の書き込み> 新規に相談の書き込みをなさる時は下のボタンを押して下さい。

これまでのご相談・回答(新しいご相談から表示されます。)

 
     
【152】 題名:腰椎椎間板ヘルニアと誤診されました。
相談者:匿名希望 年齢:45 性別:女性 地域:大阪府 2012/08/04 (土)20:13:43
山本先生、初めまして。
45歳女性。大阪在住です。

5年来、「腰痛・下肢痛」を、わずらい、
地元の総合病院にて「腰椎椎間板ヘルニア」と、診断されてきました。

ところが、最近、大学病院を受診致しました。



その結果は、「筋筋膜性疼痛症候群」という、病気との事でした。
どこにいっても、「腰椎椎間板ヘルニア」といわれた、私には、
大変な、ショックでした。
「腰椎椎間板ヘルニア」と「誤診」されていたわけですから。

そこで、山本クリニック 世田谷 の山本先生に
「筋筋膜性疼痛症候群」とは、どのような病気かを、
御教示をよろしく御願い致したいのです。

お忙しいところを大変申し訳ございません。

     
この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=152
 です。















これはさぞかし御心配であろうと存じます。

++++++++++++++++++++++

御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
日本の、「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された患者さんの、70%
以上は、「腰椎椎間板ヘルニア」ではないといわれています。


筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい とうつうしょうこうぐん)
につき下記に順を追って御回答致します。

++++++++++++++++++++++




#1

「山本先生、初めまして。
45歳女性。大阪在住です。

5年来、「腰痛・下肢痛」を、わずらい、
地元の総合病院にて「腰椎椎間板ヘルニア」と、診断されてきました。
ところが、最近、大学病院を受診致しました。

その結果は、「筋筋膜性疼痛症候群」という、病気との事でした。
どこにいっても、「腰椎椎間板ヘルニア」といわれた、私には、
大変な、ショックでした。
「腰椎椎間板ヘルニア」と「誤診」されていたわけですから。

そこで、山本クリニック 世田谷 の山本先生に
「筋筋膜性疼痛症候群」とは、どのような病気かを、
御教示をよろしく御願い致したいのです。

お忙しいところを大変申し訳ございません。」
との事です。








#2


筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい とうつうしょうこうぐん)と
いう「病態」があります。

体の筋肉に時に激しい疼痛を生じる病気です。
この病気が発生する可能性がある筋肉は全身の筋肉といえましょう。

英語ではMyofascial Pain Syndrome と呼ばれています
略称はMPSが使われます。
アメリカでは Chronic Myofascial Pain (CMP) と病名を変更するほうがよいとも
考えられています。

原因やメカニズムはある程度解明されています。
けれども、
血液検査、MRI、コンピュータ断層撮影など、
通常の西洋医学で行われる検査では目に見える根拠がでない事が特徴です。
この病気の存在そのものが医学界はもとより患者の間にも十分に認知されていません。

だから、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症、半月板損傷など神経根障害によ
る痛みと誤った診断をされるケースがあとをたちません。




激しい運動等の過負荷により筋肉が微少損傷を受けた場合に発症致します。
その部分の筋肉が収縮して、一般に言う筋肉痛の症状が現れます。

通常は数日から数週間で自己回復致します。

しかし、回復の過程でさらに過負荷をかけたり、冷やしたりして血行の悪い状態にすると、
この収縮が元に戻らなくなります。
筋肉が拘縮状態になり痛みを発生し続けます。

この状態を「索状硬結(さくじょうこうけつ、Taut Band)」または
「筋硬結(きんこうけつ、Muscle Knots)」と呼びます。

索状硬結部位へ物理的に力を加えると強い痛みを感じる事から、
この状態の部位を圧痛点 (Tender Point) と呼びます。

この病気の特徴の一つに、痛みは索状硬結部位だけでなく、
その部位をはじめに周辺まで広い範囲に疼痛を発生させるという点があるのです(関連痛)。



圧痛点の中で物理的に力を加えると周辺部まで強い痛みを感じさせる圧痛点を
特にトリガーポイント(発痛点)と呼びます。

例えば、腰の横の部分にある小臀筋に発生したトリガーポイントは、
足全体に疼痛を引き起こすことがあります。

疼痛の感じ方は人さまざまです。
同じ人でも時間の経過と共に、疼痛の種類、疼痛の部位が変化する場合が、多いものです。



また、現在、特に日本ではこの病気に対する認知度が
医師、患者の双方で非常に低いため、
初期の段階で適切な治療を受ける事が難しいように今の私は考えます。

治療の開始が遅れることにより、
痛みの信号を脳に長時間に渡って入れて慢性化させ、
まだ解明しきれていない複雑な脳の働きも関与させてしまい、
完治を難しくしている実状もあるのです。







#3
歴史的なことを、述べます。







歴史
筋筋膜性疼痛症候群は1983年に
アメリカの医師en:Janet G. TravellとDr.David G.Simonsが執筆した
『Travell & Simons’ Myofascial Pain and Dysfunction: The Trigger Point Manual
(筋筋膜性疼痛と機能障害: トリガーポイントマニュアル)』に発表されました。

1990年にDr.David G. Simonsは、筋筋膜性疼痛症候群の診断基準を発表致しました。


必須基準
1.触診可能な筋肉の場合、そこに触診可能な索状硬結があること。
2.索状硬結に鋭い痛みを感じる圧痛点(部位)があること
3.圧痛点を押した時に、患者が周辺部分を含む現在の痛みは圧痛点から来ていると感じること。
4.痛みにより体の可動範囲に制限があること

確認すべき観察事項
1.目視可能または、触診でわかる局所的な単収縮(筋肉の収縮)が所見できるか?
2.針を圧痛点に刺すことにより、局所的な単収縮が所見できるか?
3.圧痛点を圧迫することにより、周辺筋肉で痛みや痛みでは無いが何らかの感覚を感じるか?
4.索状硬結の圧痛点における自然状態での電気活動を観測するために、筋電図を取得、観察する。





#4結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。


上記御解答致しました。


##2
「上背部痛」とりわけ「機能性末梢神経障害」のお得意な「ペインクリニック専門医先生」
が、「治療戦略」をたてます。
だから、しっかり治すためには、
「上背部痛」とりわけ「機能性末梢神経障害」のお得意な「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されると宜しいと今の私は、考えます。




##3
ただし、
「機能性末梢神経障害」」による「症状・症候」が苦手な先生もいらっしゃいます。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。


##4
本邦では、国際的にも、悪い意味で注目を集めていますが。
=>
「腰椎椎間板ヘルニア」その他「「椎間板ヘルニア」
では、毛頭ないのに、「腰椎椎間板ヘルニア」その他「「椎間板ヘルニア」
と「誤診」が、教極端に多いことで、国際的話題になってしまいました。


「誤診」はが非常に多いことで有名です。
だから、何卒に御注意下さいますように。












この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=152
 です。
相談掲示板入室ページへ   このページのトップへ(新規相談書き込み)   山本クリニックHomePageへ   メール

あなたは 00259679 人目の患者さんです。(Since 2009.12.16.Wed)