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【150】 題名:嗅神経芽腫という腫瘍でばないかと心配です。
相談者:匿名希望 年齢:32 性別:女性 地域:北海道 2012/06/20 (水)20:30:54


32歳 女性 5月25日ころより鼻風邪ひき同時に味覚障害
あるも鼻閉感のためと思い特に気にせず。

二日後くらいから、
顔面神経感覚が鈍い事に気が付く。1週間たつが症状変わらず。

昨夜ふと脳腫瘍から来るものかと思い本で調べたらこの病名が。

食欲も毎日のんでいたビールも全くほしくなくなりました。

詳しことがわからなくて心配しきっています。

山本クリニック 世田谷 芦花公園の山本先生はご専門とのことです。

御願い致します。

     


この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=150
 です。






ご心配なことと存じます。



++++++++++++++++++++++++
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」とは
到底に考えられません。

「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastomaは「いわば大変稀」な
「頭蓋底「脳腫瘍」」です。

「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」の
第一「症状・症候」は「鼻閉:びへい」と「鼻出血:びしゅっけつ」
の「2つ」です。

御相談者の御相談の御記載内容からは
「鼻閉:びへい」も「鼻出血:びしゅっけつ」もなく
ひとえに「味覚障害」と「嗅覚障害」のみである。

下記順を追って御回答致します。
御参考になれば何よりです。

++++++++++++++++++++++++


#1
##1
「32歳 女性 5月25日ころより鼻風邪ひき同時に味覚障害
あるも鼻閉感のためと思い特に気にせず。

二日後くらいから、
顔面神経感覚が鈍い事に気が付く。1週間たつが症状変わらず。

昨夜ふと脳腫瘍から来るものかと思い本で調べたらこの病名が。

食欲も毎日のんでいたビールも全くほしくなくなりました。

詳しことがわからなくて心配しきっています。」
との事です。





#2
##1
御相談者の御相談の御記載内容を熟読させて頂きました。

##2
御相談者の「嗅覚障害」と「味覚障害」は
12月25日以来の
「風邪症候群」或いは
「「上気道感染」(「咽頭炎」・「喉頭炎」・「扁桃腺炎」・「副鼻腔炎」など)」
による「症状・症候」と判断いたします。

##3
おりからの気候・温度差も「寒い日」が続き
「味覚障害」と「嗅覚障害」として急性期の「症状・症候」が
持続しているものと推測致します。

##4
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」の
第一「症状・症候」は「鼻閉:びへい」と「鼻出血:びしゅっけつ」
の「2つ」です。

##5
「頭蓋底「脳腫瘍」」としての
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」は頻度的には
「稀」なものである。

##6
御相談者の御相談の御記載内容からは
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」とは到底考えられません。

##7
#3に「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」
について簡単にご説明致します。





#3
##1
標題には「嗅神経芽腫」とあります。
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」或いは
「嗅神経芽腫:esthesio-neuroblastoma」は「脳神経外科専門医」
が「扱う」「頭蓋底「脳腫瘍」」の中でも「極めて稀」なものなので
はじめは
びっくり致しました。

##2
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」とは
「神経芽腫:neuroblastoma」という「脳腫瘍」が
「嗅粘膜上皮;きゅうねんまくじょうひ」の「感覚神経細胞」から
発生するものです。

##3
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」は局所浸潤傾向が強く
頭蓋底に浸潤して「頭蓋底「脳腫瘍」」として扱われます。

##4
「悪性脳腫瘍」です。

##5
フランスの「L.Berger:1924]らによって1924年に発見された
「悪性脳腫瘍」
です。

##6
「L.Berger:1924]はこの「嗅神経芽腫:esthesio-neuroblastoma」
の「発見」に大変感激したようで
通常は「しないこと」ですが翌年1925年にも「仏文」で
「同じタイトル・ほぼ同じ内容」の論文を発表しています。

##7
「嗅神経芽腫:esthesio-neuroblastoma」
の「病理組織学的診断」は大変難しく分類されており
「olfactory neuroepthelioma」等「関連腫瘍」その他が沢山あります。

##8
通常「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」が患者さんに
診断されたとき。
「病理組織検査診断」では。

##9
「嗅神経芽腫:esthesio-neuroblastoma」という
「脳腫瘍」は
「菊の花びら」のような腫瘍細胞配列が特徴で
「ロゼット」と呼称いたします。


##10
この「ロゼット」をめぐっての
さらなる的確な「病理組織学的診断」は
「病理学専門医先生」のなかでも数少ない「脳腫瘍病理専門医先生」
でなければ不可能です。

##11
或いは「脳神経外科専門医」でも
「悪性脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はりません)
でなければ「不可能」です。

##12
とろわけ「発生頻度」が少なく「脳神経外科専門医」でも
この「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」をしっかりと
受け持たれ手術されたことのある先生は。

##13
「悪性脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はりません)
以外では本邦では10人位ではないでしょうか。

##14
このように「脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はりません)
でも稀と感ずる「脳腫瘍」を何ゆえに御心配されるのかが
理解しかねる=「心配しすぎ」ということになります。

##15
これは「たとえ」の話しですが。
まだ「がん」体のいずこかにあってが「頭蓋底「脳腫瘍」」として
浸潤して「鼻粘膜」を障害していると考えられるほうが。
可能性が高いはずです。

##16
御相談者は「がん」ではないから適切なたとえでは
ありません。







#4結論:
##1
御相談者の御相談の御記載内容を熟読させて頂きました。

##2
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」とは
到底に考えられません。

##3
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastomaは「いわば大変稀」な
「頭蓋底「脳腫瘍」」です。

##4
「嗅神経芽腫:olfactory neuroblastoma」の
第一「症状・症候」は「鼻閉:びへい」と「鼻出血:びしゅっけつ」
の「2つ」です。

##5
御相談者の御相談の御記載内容からは
「鼻閉:びへい」も「鼻出血:びしゅっけつ」もなく
ひとえに「味覚障害」と「嗅覚障害」のみである。

##6
御相談者の「嗅覚障害」と「味覚障害」は。

##7
12月25日以来の
「風邪症候群」或いは
「「上気道感染」(「咽頭炎」・「喉頭炎」・「扁桃腺炎」・「副鼻腔炎」など)」
による「症状・症候」と判断いたします。

##8
おりからの気候・温度差も「寒い日」が続き
「味覚障害」と「嗅覚障害」として急性期の「症状・症候」が
持続しているものと推測致します。

##9
怖い状態ではありません。
怖い病気ではありません。
だから絶対に心配なさいませんように。







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。







何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。







何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。











この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=150
 です。

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