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【15】 題名:胸椎髄膜腫について
相談者:匿名希望 年齢:33 性別:女性 地域:東京都 2005/01/28 (金)23:34:38
初めて相談させていただきます。宜しくお願いします。
平成10年(当時27歳)に胸椎髄膜腫の手術をしました。特に後遺症もなく今まであった症状も改善しました。1年後MRI検査を行い再発はしていませんでした。その後、妊娠・出産で検査をせず、今月5年ぶり(術後6年)に検査をしたところ再発している事が分かりました。先生の話だと今はまだ神経を圧迫していないが、いずれは手術の必要があるだろうと言われました。定期的に検査をしていなかったので半年後に検査をして進行度をみてから今後どうするか決めようということになりました。先生の話では、私の場合若くして病気になったのであと1回ないしは2回手術が必要かもと言われました。
そこで質問なのですが
?手術をしなくて済む方法はないのでしょうか?
 (腫瘍が大きくなるのを防ぐ方法等)
?手術をすることになった場合、再々発の可能\\\\\\\性を0%にすることはできないのでしょうか?
?他の病院でも診てもらって意見を聞いたほうがいいのでしょうか?

私には3歳と1歳の子供がいます。手術となると子供の面倒が見れなくなるので手術を
迷っています。 
私自身今の先生に任せるしかないと思っていましたが、知り合いに話たところ他の病院で先生の意見を聞いてみてはと言われ相談させてもらうことにしました。
手術の詳細、MRI等もなく答えて頂くのは難しいかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします。
     
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

お小さいお子様がいらっしゃるから手術になればお子様の
面倒をみてくださる方が必要になりますね。

御気持ちは大変よく判ります。けれども
脊髄の「髄膜腫:meningioma」の場合
は再発した場合手術をしなければいけません。
また「脊髄髄膜腫:spinal meningioma」の再発がおきた場合再発率を「0」に
することはできません。
また「脊髄髄膜腫:spinal meningioma」の「御相談者の場合」は
「他の「脳神経外科専門医」」先生も「同じこと」をおっしゃられるはず。

但し。
御相談者の御相談内容要旨御記載からは「再発」に対して
手術は「あと数年ー8年」単位で待てるように今の私は考えます。
何よりも「大事なことは」
「手術は「あと数年ー8年」は待てる」間に「御相談者をとりまく環境」
を「手術」にあわせて準備し整備できるということである。
下記に順を追って御回答致します。


さて「髄膜腫:meningioma」は脊髄にも発し致します。
「髄膜腫:meningioma」は男性よりも御婦人に発生頻度の高い「3種類」
の「脳腫瘍」のひとつ。
「髄膜腫:meningioma」の手術に関しては「髄膜腫:meningioma」
は「良性腫瘍」であるから「増殖は遅い」けれども再発が起こりやすい。
だから
「腫瘍の「付着部」=「根っこ」の処置をよどしっかりとしなければならない。

そのために
「Simpsonの手術摘出「Gr(グレード)」」と呼称されるGr(グレード)という
「尺度」が
御座います。
++++++++++++++++++++++++++++
「Simpsonの手術摘出「Gr(グレード)」」1=
腫瘍の全的+「付着部」=「根っこ」の「異常骨」の除去。
「Simpsonの手術摘出「Gr(グレード)」」2=
腫瘍の全的に「付着部」=「根っこ」の硬膜の電気凝固。
「Simpsonの手術摘出「Gr(グレード)」」3=
腫瘍の全摘出のみ。「付着部」=「根っこ」の処置は行なわない。
「Simpsonの手術摘出「Gr(グレード)」」4=
腫瘍の「部分」切除のみ。
「Simpsonの手術摘出「Gr(グレード)」」5=
腫瘍のバイオプシーのみ。
++++++++++++++++++++++++++++

上記より「髄膜腫:meningioma」は
「肉眼的に100%全摘」であってもGr(グレード)でいえば
「Gr(グレード)=3」である。
「肉眼的に100%全摘」であっても
「昔の通信簿」でいえば3=「並」である。
これが「髄膜腫:meningioma」の「手術」の世界の「厳しさ」です。
この手術成績を最優秀にするためには「付着部」=「根っこ」の
「骨」まで除去しなければならない。
「脊髄」の「髄膜腫:meningioma」の場合これは「無理」でしょう。
だから「当然」「脊髄髄膜腫:spinal meningioma」の手術の多くの場合
結果論的に再発はさけられません。


脊髄の「髄膜腫:meningioma」の場合
は再発した場合には必ずや手術をしなければいけません。
また「髄膜腫:meningioma」の再発がおきた場合「再手術」にても
再発率を「0」にすることは限りなく不可能。
また「髄膜腫:meningioma」の御相談者の場合
「他の「脳神経外科専門医」」先生も「同じこと」をおっしゃられるはず。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは「再発」に対して
手術は「あと数年ー8年」は待てます。
そして手術をされても「お受けもちの先生」が仰られたように
「人生の間に」「再度再発」は2?3回は今後もありえる。
何よりも「大事なことは」
「再発「脊髄髄膜腫:spinal meningioma」」に対して
「手術は「あと数年ー8年」の「単位」は待てる」間に「御相談者をとりまく環境」
を「手術」にあわせて「準備することができる」ということです。

これは大変に幸いな事です。

これを「おおきなプラス」と御考え頂けますか。
「人生の設計」を
「お受けもちの先生」と一緒にされていくことが肝要。
怖いことはなにもないと今の私は考えます。



上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp

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