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【131】 題名:精神科や心療内科に通院中の患者の50%が側頭葉てんかんの可能性
相談者:piko 年齢:32 性別:女性 地域:北海道 2011/07/02 (土)19:55:31
32歳女。

強い不安と嗅覚過敏があります。
6年ほどまえから人生に混乱して希望が持てません。

いわくいいがたいのですが
何が何だかわからず自分でも今現在起きていることが判断
というか、理解ができないのです。

20台はばりばりがんばっていたのです。

急におかしくなりました。
忘れ物が多くなり気がつけば電車の行き先とは
正反対の方向にいってしまってもどっても違う電車にのってしまう始末
です。


また嗅覚過敏といっても嗅覚が敏感というわけではなく
非常に「におい」が気になりますしとてもいやです。

まず大学病院耳鼻科にて精密検査をいたしました。
原因不明。
その次脳神経外科にて精密検査を致しました。
脳CT・MRIや脳波検査に異常所見無しでした。

同じ大学病院の精神科にまわされて通院中。
けれども心理テストや精神科のさまざまな性格検査でも異常所見無し
で精神科の先生方も首を傾げています。



そもそも私自身は精神科の病気ではないんでは
とも思っています。


精神科や心療内科に通院中の患者の50%が側頭葉てんかんの可能性
という記事(論文?)をみて非常に心配になりました。


側頭葉てんかんにつき評判・口コミの山本クリニック脳神経外科世田谷
の山本先生に御教示をよろしく御願い致します。

お時間のあるときでよいので結構ですし、先生が極めて御多忙なことは
深く存じ上げております。
お忙しいところをまことに申し訳ございません。

よろしくお願いいたします。

     
 この「御相談と御回答」の記事のURLは下記になります。 http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=131



#1
##1


そもそも私自身は精神科の病気ではないんでは
とも思っています。


精神科や心療内科に通院中の患者の50%が側頭葉てんかんの可能性
という記事(論文?)をみて非常に心配になりました。」
との事です。


##2
非常に奥行きの深い御相談です。

##3
まず側頭葉てんかん;temporal lobe epilelsy:TLE
につき簡単にご説明致します。












#2

側頭葉てんかん;temporal lobe epilelsy:TLE
について。


1800年代に今現在「てんかん」といわれる症状・症候の患者さんの
剖検により、大脳の、側頭葉に明らかなる「病変」があることが
発見されていました。
この当時の「てんかん」とは今現在の「間代性痙攣発作」といわれる
俗にいう「意識を失い、口から泡を吹き、手足をガクガクさせる・」
症状の痙攣発作のことでした。

元来、「てんかん」は、その理由もわからず、
古い時代にはジュリアス・シーザー・
ガイウス・ユリウス・カエサル(ラテン語:Gaius Julius Caesar)
が、「てんかんもち」であったため、
「聖なる病気:morbus sacrae:モルブス・サクレ(ラエ)」
とも言われていました。
また一方では「てんかんもち」の人々の中には偉人も少なくなく
「天才」「予言者」なども多かったので
このように伝承されたのかもしれません。


この「てんかん」に「原因を探索する医学者たち」は沢山いましたが。
文献をのこしているものを辿れるのははやはり300年前が限界です。


1800年代に今現在「てんかん」といわれる症状・症候の患者さんの
剖検により、大脳の、側頭葉に明らかなる「病変」があることが
発見されていましたが、
1・これが「てんかん」の原因である。
2・これは「てんかん」の結果である。
という大論争は長く続けられていました。

「てんかん」をおこす起爆装置(放電)と連鎖反応(放電)は神経細胞で起こります。
起爆および・あるいは、連鎖の放電は神経細胞の存在が必要であり、
側頭葉の神経細胞は「皮質=灰白質」にありますから。
側頭葉の「皮質=灰白質」をとれば「てんかん」はなおせる
と考えた医学者もいました。

ちなみにこのこのようなタイプに相当する
「側頭葉てんかん;temporal lobe epilelsy:TLE」は
「外側側頭葉てんかん;extratemporal epilepsy:ETLE」
という「考え方」です。
「外側側頭葉てんかん;extratemporal epilepsy:ETLE」は
今現在でいう「新皮質てんかん:neocortical epilepsy」
に統合されています。


今現在
側頭葉てんかん;temporal lobe epilelsy:TLE
としては。
昔言われた
「精神運動発作:psycomotor seijure」
は「内側側頭葉てんかん;mesial temporal lobe epilelsy:MTLE」
がこれに相応するものです。

この「内側側頭葉てんかん;mesial temporal lobe epilelsy:MTLE」
は。
既視感(きしかん、仏: deja-vu: 「デジャヴュ」や
嗅覚過敏・そのたの思い込みなどの「精神「症状・症候」」
はあるものの、「脳神経外科学」「精神科学」の「臨床神経診断学」
では「「異常所見」無し」です。

よって
「精神科専門医先生」あるいは「心療内科専門医先生」
に御通院中のかたがたの「半数」は
この「内側側頭葉てんかん;mesial temporal lobe epilelsy:MTLE」
である可能性があるともいわれています。


だから。

側頭葉てんかん;temporal lobe epilelsy:TLE
という「てんかん」の概念は大変に重要なものなのです。




#3
#2のごとく
「そもそも私自身は精神科の病気ではないんでは
とも思っています。


精神科や心療内科に通院中の患者の50%が側頭葉てんかんの可能性
という記事(論文?)をみて非常に心配になりました。」
は昨今の「脳神経外科専門医」の分野では
「御指摘」のとおり注目されております。




下記に順を追って御記載致します。





御回答途中です。
申し訳ございません。
けれどもこの短文で何がしかの視標は御相談者に
みえるものがあればと存じます。




















 この「御相談と御回答」の記事のURLは下記になります。 http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=131
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