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【130】 題名:顔面痛(左頬から左眼周囲の鈍い痛み・と痺れ)で診断がつかない
相談者:匿名希望 年齢:33 性別:女性 地域:山梨県 2011/06/16 (木)18:10:33
はじめまして。35歳女。事務olです。
今年の4月終り頃から左頬のエラからとりわけ左眼球周囲に
鈍い痛みがあり、また上瞼が両側とも重い感じがあります。

県内大学病院の耳鼻科・眼科と受診致しました。
脳CT・MRI、にも異常なく困っています。

脳神経外科・神経内科は脳CT・MRIに異常がないから
受診は不要といわれましたが。

精神科に受診を薦められ、私自身は自覚症状としては
精神的なものではないと思っていますのでこれにも困っています。

山本クリニック 脳神経外科 世田谷の
山本博昭先生にお願いするしかありません。

お忙しいのに申し訳ございません。
お時間のあるときに御回答いただければ幸いです。

山梨よりは先生の所に通院は可能です(火曜日なら)。

要領の悪いご質問ですみません。
何卒宜しくお願い申し上げます。

     
この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=130
です。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
御辛い状況でいらっしゃるが切に伝わってきます。



「県内大学病院の耳鼻科・眼科と受診致しました。
脳CT・MRI、にも異常なく困っています。

脳神経外科・神経内科は脳CT・MRIに異常がないから
受診は不要といわれましたが。

精神科に受診を薦められ、私自身は自覚症状としては
精神的なものではないと思っていますのでこれにも困っています」
との事です。

御相談者は「明確に」、
1・左頬のエラからとりわけ左眼球周囲に鈍い痛み
2・上瞼が両側とも重い感じがある・
という「顔面痛」の「御自覚症状」を訴えられているわけです。

=>

鈍痛という「感覚障害・知覚障害」を主訴とされているわけであるから。
「感覚障害・知覚障害」或は違和感などは脳CT・MRIなどの
「画像診断」に写るものではないから。
「診断戦略」からしてよろしくありませんね。

「画像診断」で「映らないもの」は「「異常所見」無し」は
これは「画像診断」のみで「ストップ」の段階であり
これでは「臨床診断」ではありません。

御相談者は「臨床診断」を希望されて、そして
その診療=
「診断戦略」+「治療戦略」を「御受け持ちの先生」を
希望されているわけであるから「御受け持ちの先生」は御相談者
の希望に叶わぬ「御判断」をされていることになる。

「脳神経外科・神経内科は脳CT・MRIに異常がないから
受診は不要といわれましたが。」との事ですが
これはとんでもない事です。


ここで

「国際頭痛分類第2版における神経痛・顔面痛の扱い」
と呼称される「治療戦略」に寄与する「顔面痛」の分類法があります。
これに基づいて
顔面痛について簡単にご説明致します。

------------------------------
13.
「頭部神経痛および中枢性顔面痛(Cranial neuralgias and central causes of facial pain)」

13.1「三叉神経痛」
13.1.1「典型的三叉神経痛」
13.1.2「症候性三叉神経痛」
13.2「舌咽神経痛」
13.2.1「典型的舌咽神経痛」
13.2.2「症候性舌咽神経痛」
13.3「中間神経痛」
13.4「上喉頭神経痛」
13.5「鼻毛様体神経痛」
13.6「眼窩上神経痛」
13.7「その他の終末枝の神経痛」
13.8「後頭神経痛」
13.9「頸・舌症候群」
13.10「外的圧迫による頭痛」
13.11「寒冷刺激による頭痛」
13.11.1「外的寒冷刺激による頭痛」
13.11.2「冷たいものの摂取または冷気吸息による頭痛」
13.12「器質的病変による脳神経・上部頸部根の圧迫、刺激または捻転に起因する持続痛」
13.13「視神経炎」
13.14「眼球糖尿病性神経障害」
13.15「帯状疱疹による頭痛または顔面痛」
13.15.1「急性帯状疱疹による頭痛または顔面痛」
13.15.2「帯状疱疹後神経痛」
13.16「トロサ・ハント症候群」
13.17「眼筋麻痺性片頭痛」
13.18「中枢性顔面痛」
13.18.1「有痛性感覚脱出症」
13.18.2「中枢性卒中後痛」
13.18.3「多発性硬化症による顔面痛」
13.18.4「持続性特発性顔面痛」
13.18.5「口腔内灼熱症候群」
13.19「その他の頭部神経痛または他の中枢性顔面痛」

------------------------------


上記分類法からは
御相談者の御相談内容要旨御記載からは

------------------------------
13.1「三叉神経痛」
13.1.1「典型的三叉神経痛」
13.1.2「症候性三叉神経痛」
13.2「舌咽神経痛」
13.2.1「典型的舌咽神経痛」
13.2.2「症候性舌咽神経痛」
13.3「中間神経痛」




13.8「後頭神経痛」
13.9「頸・舌症候群」
13.10「外的圧迫による頭痛」
13.11「寒冷刺激による頭痛」
13.11.1「外的寒冷刺激による頭痛」
13.11.2「冷たいものの摂取または冷気吸息による頭痛」
13.12「器質的病変による脳神経・上部頸部根の圧迫、刺激または捻転に起因する持続痛」
13.13「視神経炎」
13.14「眼球糖尿病性神経障害」
13.15「帯状疱疹による頭痛または顔面痛」
13.15.1「急性帯状疱疹による頭痛または顔面痛」
13.15.2「帯状疱疹後神経痛」
13.16「トロサ・ハント症候群」
13.17「眼筋麻痺性片頭痛」
13.18「中枢性顔面痛」
13.18.1「有痛性感覚脱出症」
13.18.2「中枢性卒中後痛」
13.18.3「多発性硬化症による顔面痛」
13.18.4「持続性特発性顔面痛」
13.18.5「口腔内灼熱症候群」
13.19「その他の頭部神経痛または他の中枢性顔面痛」
------------------------------
は否定されますでしょう。


御相談者の苦労されている「顔面痛」は
------------------------------
13.4「上喉頭神経痛」
13.5「鼻毛様体神経痛」
13.6「眼窩上神経痛」
13.7「その他の終末枝の神経痛」
------------------------------

ということになりますね。


これをさらに絞り込むと
------------------------------
13.5「鼻毛様体神経痛」
------------------------------

そして。

御相談者の御相談内容要旨御記載の

「今年の4月終り頃から左頬のエラからとりわけ左眼球周囲に
鈍い痛みがあり、また上瞼が両側とも重い感じがあります。」

からは
アメリカの耳鼻科医Greenfield Sluderが報告した.
翼口蓋神経節神経痛の人名症候群である
「Greenfield Sluder:グリーンフイールド・スルーダー」による
「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」=
「翼口蓋神経痛:よくこうがい神経痛:spheno-palatine neuralgia」=
「顔面下半分頭痛」:lower-half headache:Sluder」=
「顔面片頭痛」(「スルーダー」)
が浮上致します。



御相談者の御相談内容要旨御記載からは。

「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」
という「病態概念」の「名称」が浮上致します。





御相談者は典型的な
「顔面片頭痛」(「スルーダー」)=
「「顔面下半分頭痛」:lower-half headache:Sluder」=
「翼口蓋神経痛:よくこうがい神経痛:spheno-palatine neuralgia」=
「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」
です。

「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」=
「顔面下半分頭痛」:lower-half headache:Sluder」
とは
[合衆国(USA)」の「頭頚科外科医」である
「Greenfield Sluder:グリーンフイールド・スルーダー」
「Sluder:1908」により「1908」に始めて報告された「頭蓋顔面痛症候群」
であり。

「三叉神経痛」と実によく間違われます。
あるいは
「非定型顔面痛」(このような名称の顔面痛はありません)
とも間違われることも特徴です。


「発生部位」は
「口腔内」「鼻腔(びくう)」「眼窩」「後方乳様突起」などの
いわゆる「歯科口腔外科専門医先生」或いは「耳鼻科専門医先生」
の「領域」です。

「圧迫感」或いは「疼痛」として発生するこの「病態」は
「「翼口蓋神経節:よくこうがい神経節:spheno-palatine ganglion」
への上顎動脈の拡張による
「圧迫刺激」によると考えられています。

そして
刺激の原因としては
「蝶形骨:ちょうけいこつ」或いは
「後篩骨洞:こうしこつどう」の
「2次感染」或いは「「鼻腔(びくう)」内変形」
が原因とされています。


お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。
正診断率の大変低い「機能性疼痛の「「病態」」」で御座います。

幼小児期に「副鼻腔炎」を反復されていたり「反復性上気道感染」
の「御既往」のあるかたに
出現することが多いものです。



しっかり治されるためには。「機能性末梢神経障害」にお強い
「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生
を御受診されるのが宜しいと考えます。

但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」でも
「機能性末梢神経障害」に苦手な先生もいらっしゃいます。

「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」など.
全く「病態名称」すらちんぷんかんぷんなこともあります。

このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。



「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」
に関しましては
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」
左顎下の痛み [2] [2005年 6月30日 8時 6分25秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/934549535698356.html
を御参照頂けますか。




上記「御回答」致します。
ご参考になれば何よりで御座います。








「画像診断」で「映らないもの」は「「異常所見」無し」は
これは「画像診断」のみで「ストップ」の段階であり
これでは「臨床診断」ではありません。

御相談者は「臨床診断」を希望されて、そして
その診療=
「診断戦略」+「治療戦略」を「御受け持ちの先生」を
希望されているわけであるから「御受け持ちの先生」は御相談者
の希望に叶わぬ「御判断」をされていることになる。

「脳神経外科・神経内科は脳CT・MRIに異常がないから
受診は不要といわれましたが。」との事ですが
これはとんでもない事です。







この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=130
です。
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