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【127】 題名:松果体嚢胞とは?有難うございました。
相談者:匿名希望 年齢:44 性別:女性 地域:北海道 2011/01/29 (土)20:17:17


松果体嚢胞とは?ありがとうございました。
44歳女性。



色々な事が重なり、精神的に困り、心療内科受診してます。
病気が次々と見つかり、高血圧と頭痛が最近、激しいと私が訴えた為、
MRIをオーダーしたのです。

放射線科医が松果体嚢腫と内容に記載し、
結果欄には問題なしと書いてるので、心配になりました。

松果体の近くに下垂体があり、不安。
TSHが高値でチラージンが増量する一方で
婦人科一年めに右卵巣嚢腫になってしまいました。

膝も悪く、両膝変形性膝関節症になり、
職場から、退職すすめられ、そんな時に、
MRIの結果が出て気になりました。

頭の方は問題なし、との事なので安心しました。
ありがとうございました。

私の場合、父が脳疾患で亡くなってます。

甲状腺だけ、病院が違います。



今後も検査は不要と考えてよろしいでしょうか?


Tuesday, January 25, 2011 11:53 PM

     
この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=127
 です。







御気持ちが大変よく判ります。




++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「御相談者」の「病態」には専門医先生が「加わっていらっしゃらない」。
そして
各臓器の「病態」ごとに「御受け持ちの先生」が
「ばらばら」というところがありますね。

「脳MRI」をオーダーされたのは「心療内科専門医先生」
である。
「脳MRI」の「画像診断」を行われたのは
「放射線診断」の専門医の先生のようです。
オーダーされたのも「脳MRI」の画像診断を行われたのも
「松果体:しょうかたい」にはまったく御専門ではない先生です。

「甲状腺だけ、病院が違います。」
との事です。

御相談者の御相談内容要旨御記載に
「色々な事が重なり」と至ったゆえんでもあるのです。


ちなみに。

「多発性内分泌腫瘍症1型(Multiple Endocrine Neoplasia type 1:MEN1」
という「病態」があります。

「多発性内分泌腫瘍症1型(Multiple Endocrine Neoplasia type 1:MEN1」
という「病態」の観点から。

「御相談者」は今現在は
経過観察を必要とされる「御状態」であると判断致します。



下記に順を追って御回答致します。




++++++++++++++++++++++







#1
##1
「松果体嚢胞とは?ありがとうございました。
44歳女性。


44歳の女性で相談受けた者です。
頭部MRIは心療内科のドクターがオーダーしたものです。

同じく43歳(甲状せん癌手術一ヶ月前)に腹痛で子宮全摘と左卵巣も摘出してます。

色々な事が重なり、精神的に困り、心療内科受診してます。
病気が次々と見つかり、高血圧と頭痛が最近、激しいと私が訴えた為、
MRIをオーダーしたのです。

放射線科医が松果体嚢腫と内容に記載し、
結果欄には問題なしと書いてるので、心配になりました。

松果体の近くに下垂体があり、不安。
TSHが高値でチラージンが増量する一方で
婦人科一年めに右卵巣嚢腫になってしまいました。

膝も悪く、両膝変形性膝関節症になり、
職場から、退職すすめられ、そんな時に、
MRIの結果が出て気になりました。

頭の方は問題なし、との事なので安心しました。
ありがとうございました。

私の場合、父が脳疾患で亡くなってます。

甲状腺だけ、病院が違います。



今後も検査は不要と考えてよろしいでしょうか?


Tuesday, January 25, 2011 11:53 PM」
との事です。










#2
##1
「松果体嚢胞とは?ありがとうございました。
44歳女性。



色々な事が重なり、精神的に困り、心療内科受診してます。
病気が次々と見つかり、高血圧と頭痛が最近、激しいと私が訴えた為、
MRIをオーダーしたのです。

放射線科医が松果体嚢腫と内容に記載し、
結果欄には問題なしと書いてるので、心配になりました。」
との事です。


##2
「脳MRI」をオーダーされたのは「心療内科専門医先生」
であり。
「脳MRI」の「画像診断」を行われたのは
「放射線診断」の専門医の先生のようです。

##3
##2のどちらも「中枢神経系」である「脳」にある
「松果体:しょうかたい」に関する「専門医」ではありません。

##4
よって
「松果体嚢胞:しょうかたいのうほう:pineal cyst」という
「中枢神経系専門医」であればどなたもご存知の
「脳MRI」の「画像「病態」」が「松果体嚢腫」という存在しない「病態名称」
に化けてしまわれたと推察致します。

##5
「放射線科医が松果体嚢腫と内容に記載し、
結果欄には問題なしと書いてるので、心配になりました。」
=>##6

##6
「問題なし」というのも不思議な「御記載」です。
=>
「正常構造物」であるから「病気ではない」。
=>
けれども「大きさ」によっては問題も発生します。
「松果体嚢胞:しょうかたいのうほう:pineal cyst」による
「症状・症候」もでるかもしれません(あくまでも可能性ですから
「御相談者」は「御心配」されないことです)

##7
「画像診断」としては
「松果体嚢胞:しょうかたいのうほう:pineal cyst」あり。
「経過観察」として「おさえるところ」でしょう。
=>##8


##8
これは下記の「多発性内分泌腫瘍症1型(Multiple Endocrine Neoplasia type 1:MEN1」
といった「病態」も
頭にいれて・ということです。










#3
##1
さて御相談者の御相談内容要旨御記載ですが。
「松果体の近くに下垂体があり、不安。
TSHが高値でチラージンが増量する一方で
婦人科一年めに右卵巣嚢腫になってしまいました。」
との事です。


##2
「松果体:しょうかたい」と「脳下垂体:のうかすいたい」は
「すぐ近くではありません」
5cm以上は「はなれています」。

##3
「婦人科一年めに右卵巣嚢腫になってしまいました。」
との事は「お気の毒」でした。

##4
けれどもこれとは別に
「脳下垂体:のうかすいたい」は「松果体:しょうかたい」とは
「海と山ほどの差」ほども「離れています」。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。

##5
しかしながら「御相談者」が
「脳下垂体:のうかすいたい」を「「御心配」される」
には「あるいみではあたっています」。


##6
「TSHが高値でチラージンが増量する一方で
婦人科一年めに右卵巣嚢腫になってしまいました。」
は。


##7
「甲状腺乳頭癌」摘出後の「二次性の甲状腺機能低下症」
でチラージンSが「ホルモン補充療法:Hormne Replacement Therapy:HRT」
として足りずにTSH「TSH=thyroid stimulating hormone:甲状腺刺激ホルモン」
が「増加してしまったのでしょう」。

##8
「ホルモン補充療法:Hormne Replacement Therapy:HRT」にて
チラージンsが適切に御投与されれば「下がってくるし」
「本質的な問題」は何もないと思います。









#4
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは。
これはかえって「御相談者」を「御心配」させることを
危惧致しますが。
=>
「甲状腺乳頭癌」「卵巣嚢腫」「松果体嚢胞:しょうかたいのうほう:pineal cyst」
と「実質臓器」あるいは「内分泌臓器」に「腫瘍性「病態」」の
「多発」のあることがいなめない気が致します。

##2
「多発性内分泌腫瘍(MEN)」という「範疇(カテゴリー)」の「病態」
があります。

##3
多発性内分泌腫瘍(MEN)とは。
=>
複数の内分泌臓器に過形成・腺腫・癌を発生する遺伝性疾患です。

##4
神経外胚葉などに由来する
APUD(amine precursor uptake and decarboxylase)系細胞の腫瘍化により発生致します。


##5
###1
臨床像から1型[Wermer(ウェルマー)症候群]と。

###2
2a(2)型〔Sipple(シップル)症候群〕、

###3
2b(3)型に分類されることがあります。


##5
MEN1型は人口10万人に対して 2〜20人、

MEN2型はいずれも人口10万人に対して
2人程度と報告されており、稀な疾患とはされていますが
私はもっと多いように思います。


##6
###1
MEN1型は癌抑制遺伝子と考えられている
MEN1(メニン)遺伝子(第11染色体長腕11q)に変異や欠損が生じた結果、
細胞が腫瘍化すると考えられています。

###2
MEN2aと2b型は、
ret遺伝子(第10染色体長腕10q)の変異によりチロシンキナーゼが、
リガンドの存在なしに活性化するために起こります。

神経内分泌臓器や神経節を腫瘍化すると考えられています。


##7
=>#5







#5
##1
「men1」とは
「多発性内分泌腫瘍症1型(Multiple Endocrine Neoplasia type 1:MEN1」
「エムイーエヌワン」と読みます)は。

##2
主に内分泌臓器(ホルモンを作る臓器)が冒される病気です。

##3
内分泌臓器はホルモンを産生し、血液中にこれを放出(分泌)
するという特徴を持っています

##4。
ホルモンは血液中を運ばれ、身体のさまざまな器官の働きを調節する
重要な役割を担っています。

##5
正常な状態ではホルモンの合成と分泌は身体の状態によって巧妙に調節されています。

##6
MEN1の患者さんではこれら内分泌臓器で、
通常は成人になってから機能亢進
(必要以上にホルモンを産生・分泌する状態)がおきたり、腫瘍ができたり致します。

異常がおこりやすいのは甲状腺、膵臓、脳下垂体などです。

##7
一つだけの内分泌臓器で機能亢進や腫瘍がみられる患者さんは
多くの場合MEN1とは関係がありませんが、
MEN1では時期を別にして複数の異常があらわれてくることが多いので、
特に若い人に病気があらわれた時は
それがMEN1に関係したものでないか調べることが必要になります。

##8
MEN1の頻度は人口10万人あたり3〜20人ぐらいと考えられています。
また。
この病気の発病頻度に男女差はありません。









#6
##1
「膝も悪く、両膝変形性膝関節症になり、
職場から、退職すすめられ、そんな時に、
MRIの結果が出て気になりました。

頭の方は問題なし、との事なので安心しました。
ありがとうございました。

私の場合、父が脳疾患で亡くなってます。

甲状腺だけ、病院が違います。



今後も検査は不要と考えてよろしいでしょうか?」
との事です。


##2
上記#4・#5のような
「多発性内分泌腫瘍症1型(Multiple Endocrine Neoplasia type 1:MEN1」
のような「病態」があります。

##3
「御相談者」は一度「多発性内分泌腫瘍症」を
専門とされる「御施設」を御受診されるのが宜しいと考えます。

##4
「御心配」させるようなことばかりであれば申し訳ございません。

##5
けれども
前回の「御回答」で「これは私のかんですが」
と「御記載」させていただいたこともこのような観点を土台にしての
ころです。

##6
「多発性内分泌腫瘍症」を
専門とされる「御施設」は多くの場合は「大学病院」になります。







#7
##1
「多発性内分泌腫瘍症1型(Multiple Endocrine Neoplasia type 1:MEN1」
には高血圧をおもちのかたが多く
この場合は。
=>##2


##2
このばあいは
副腎の「褐色細胞腫」。
「褐色細胞腫:かっしょくさいぼうしゅ:Pheochromocytoma」が原因であり
「副腎」の精密検査が必要になります。










#8結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
上記御解答致しました。

##3
「御相談者」の「病態」には専門医が「加わっていない」そして
臓器ごとに「ばらばら」というところがあります。
「御受け持ちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることがよくわかります。

##4

##5
「今後も検査は不要と考えてよろしいでしょうか?」
との事です。」
=>
上記御解答致しました。

##6
「多発性内分泌腫瘍症1型(Multiple Endocrine Neoplasia type 1:MEN1」
という「病態」のあることを
「御理解」ください。



何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。








Sunday, January 30, 2011 04:36 PM
















この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=127
 です。
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