あなたは 00259679 人目の患者さんです。(Since 2009.12.16.Wed)

        

<過去のご相談の検索> キーワード: 
ログ番号 : 
過去のご相談全件一覧
1件検索されました。
<ご相談の書き込み> 新規に相談の書き込みをなさる時は下のボタンを押して下さい。

これまでのご相談・回答(新しいご相談から表示されます。)

 
     
【121】 題名:海綿性血腫の治療法について。
相談者:匿名希望 年齢:19 性別:男性 地域:北海道 2010/07/08 (木)17:58:34
息子の海綿性血腫の治療法について。



毎々お世話になります。
インターネットで拝見し、メール送信
しております。
息子今年19才で、小学校3年生より
アメリマンフットボールをし、高校でも活躍。
今年憧れの大学アメリカンフットボール部への
入部に際し、頭部MRI検査で、左頭部に
海綿性血腫があり、要開頭手術と診断
されました。
開頭手術であれば、フットボール断念となり、
開頭手術なしで治癒しませんでしょうか。
頭部の画像は手元にあります。
宜しくお願い致します。
    
                  以上




Monday, June 28, 2010 10:25 PM

     

この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=121
 です。




さぞかしに御心痛の事とかんがえます

++++++++++++++++++++++

「御子息様」が大学のアメリカン・フットボール部に
入部されての「際して」と「御記載」があります。

「御子息様」の大学のアメリカン・フットボール部では入部前に頭部MRI
を義務付けられているのでしょうか。

そして
大学のアメリカン・フットボール部へ入部される前も
アメリカン・フットボール部入部に際しても
そして「脳MRI」を「検査」されたあとも
「御子息様」には「なんら「中枢神経系」である「脳」
の「臨床神経診断学」に敷衍(ふえん)する「症状・症候」
をだされていないこと・。
このことは御相談者の御相談内容要旨御記載になく
「「臨床神経診断学」に敷衍(ふえん)する「症状・症候」
をだされていない」と仮定到させて頂かざるをえませんが。

そのように仮定到させて頂きます。

この点が御相談者の御相談内容要旨御記載に
「御回答」申し上げる上で「きわめて重要」なこととなります。

下記に順を追って御回答致します。

++++++++++++++++++++++




#1
##1
「毎々お世話になります。
インターネットで拝見し、メール送信
しております。
息子今年19才で、小学校3年生より
アメリマンフットボールをし、高校でも活躍。
今年憧れの大学アメリカンフットボール部への
入部に際し、頭部MRI検査で、左頭部に
海綿性血腫があり、要開頭手術と診断
されました。
開頭手術であれば、フットボール断念となり、
開頭手術なしで治癒しませんでしょうか。
頭部の画像は手元にあります。
宜しくお願い致します。
    
                  以上」
との事です。





##2
「御子息様」が大学のアメリカン・フットボール部に
入部されての「際して」と「御記載」があります。

「御子息様」の大学のアメリカン・フットボール部では入部前に頭部MRI
を義務付けられているのでしょうか。











#2
##1
「頭部MRI検査で、左頭部に
海綿性血腫があり、要開頭手術と診断
されました。」との事です。

##2
「海綿性血腫」とは「文字通り」「海綿性血腫」
と頭部MRIで「診断名」をつけられたのでしょうか。

##3
「海綿性血腫」という「病態概念」の「名称」は
「脳神経外科専門医」のみならず「臨床医学各科目」に存在致しません。

##4
よりまして
御相談者の御相談内容要旨御記載は
###1
「海綿性血腫」ではなく。
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
(かいめんじょうけっかんしゅ)
という「病態」が頭部MRIでみつかった・
###2
あるいは
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」があり
出血がみいだされた
と仮定到させて頂きます。

##5
##4の「いずれであられても」
「御子息様」に「中枢神経系」である「脳」の
「症状・症候」がないのであれば。

##6
結論は「おなじこと」になります。








#3
##1
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
(かいめんじょうけっかんしゅ)
について簡単にご説明致します。

##2
------------------------------
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
(かいめんじょうけっかんしゅ)は。

偶発的に「脳MRI」では頻々と見出される「病態」です。
正確な頻度は把握することは不可能ともいえます。
別の表現をすれば
「脳MRI」の普及に比例して発見頻度の高くなった血管性腫瘍」であるともいえます。

「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」の
ほとんどの症例はMRIにて偶然に発見される症状のない「無症候性」のものです

1cm以下の小さいものが大部分です。

「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」の「病態」には大変重要な
ポイントがあります。

それは
症状がない「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
は放置してかまわないということです


「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」が「脳MRI」
で見出されるときは。
「神経病理学」には
ほとんどが古い血腫をともなった
異常に拡張した
「洞様血管の集簇(しゅうぞく)(ふくらんだ血管の集まり)」です。・

血管性腫瘍というよりはむしろ
「血管奇形の性情」をもっている「極めて良性の「病態」」です。

「中枢神経系」である「脳」のどの「部位」
にもできます。
とりわけ「大脳皮質下」と「脳室壁周囲」と「脳幹部」に多いです。

「中枢神経系」である「脳」に多発的に発生する「多発性海綿状血管腫」
という「病態」もあります。
「家族性の「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」」
もあります。
どちらかといえば稀です。


「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」で「中枢神経系専門医」の
「症状・症候」が出るときは「てんかん発作」あるいは「脳内出血」の「症状・症候」
で発症します。

「症候性てんかん」の原因となる「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
は,
「側頭葉の内側」や「皮質=灰白質」「運動野に近い前頭葉」
に発見されることが多いものです。

たまには小出血を繰り返して「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」の周囲に
「ヘモデジリンの沈着」を示唆する「脳MRI」で「ボーッと黒く見える」
「画像診断」の所見を呈するものがあります。

まれですが「大きな脳内出血」を発生させ
「出血性脳血管障害」と間違えることがあります。
稀です。

「脳幹部の「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」は,
再発性の出血を繰り返して結果「重篤な脳幹部症状」を呈することが
あります。
この場合の「脳幹部症状」は,「半身まひ,顔面まひ,声がかすれる,
ものが飲み込みづらい,ふらついて歩けない、
耳鳴り、めまい,顔がしびれる」などの「症状・症候」がでます。

「脳MRI」では「T1およびT2強調画像」で「低信号域」として黒く映ります。
中心部は低信号あるいは高信号の白黒混じったような画像になります。


「2 cmを越えるとても大きな海綿状血管腫」が見つかることがあります。
これはさらに大きくなるという傾向を持っていて,明らかに「血管性腫瘍としての性格」
の「増殖傾向」を呈します。

大きな「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
では「脳MRI」の造影剤のガトリニウム造影剤で増強されて白く映ります

「大きな「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
は「静脈性血管腫という静脈の奇形」を伴うことが極めて多いものです。

この「静脈性血管腫」は傷つけると脳梗塞を起こします。
よって「開頭手術腫瘍摘出」になる事例では「手術では海綿状血管腫だけを取り除」
くようにします。
------------------------------

##3

再度強調致しますが。

「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」で
非常に重要なことですが
「偶然発見されたものには治療の必要はありません」。

##4
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」の
「natural hitory:ナチュラルヒストリー」=「自然歴:しぜんれき」(といいます)
ですが。

###1
出血で発症した例でであっても
再出血率は低いので経過観察を到します。

###2
「抗痙攣薬:anti-convulsant」
でコントロール不可能な「難治性てんかんの焦点」
になっているものは摘出することがあります。


###3
脳幹部の「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
の手術はリスクが高いので手術を受けるか否かは患者さんの
「選択枝」になります。
=>####4

###4
その場合は「脳幹部血管腫の手術の経験がある「脳神経外科専門医」を
捜す必要があります。

###5
脳に放射線治療を受けて何年も経過してから「放射線誘発腫瘍」として
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」ができることがあります・
この場合も経過観察するのみでよいです。


##5
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」で
非常に重要なことですが
「偶然発見されたものには治療の必要はありません」。









#4
##1
「御子息様」は。

「大学のアメリカン・フットボール部へ入部される前も。
アメリカン・フットボール部入部に際しても。
そして「脳MRI」を「検査」されたあとも。

「御子息様」には「なんら「中枢神経系」である「脳」
の「臨床神経診断学」に敷衍(ふえん)する「症状・症候」
をだされていないこと・。

##2
この
「「臨床神経診断学」に敷衍(ふえん)する「症状・症候」
をだされていない」
ということは
極めて重要な「こと」です。

##3
上記「#3」に詳述到しましたが。
=>##4

##4
「「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」で
非常に重要なことですが
「偶然発見されたものには治療の必要はありません」。







#5
##1
「今年憧れの大学アメリカンフットボール部への
入部に際し、頭部MRI検査で、左頭部に
海綿性血腫があり、要開頭手術と診断
されました。」
との事です。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載から。
また
私が御相談者の御相談内容要旨御記載から
推測しうる限りの状況で。
=>##3

##3
無症候性であり
偶発的にみつかった
「御子息様」の「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
で「開頭手術」+「腫瘍摘出」の
「必要性」が「みいだされません」。

##4
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」で
非常に重要なことですが
「偶然発見されたものには治療の必要はありません」。

##5
出血で発症した例でであっても
再出血率は低いので経過観察を到します。









#6結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「海綿性血腫」という「病態概念」の「名称」は
「脳神経外科専門医」のみならず「臨床医学各科目」に存在致しません。
よりまして
1・御相談者の御相談内容要旨御記載は
「海綿性血腫」ではなく。
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
(かいめんじょうけっかんしゅ)
という「病態」が頭部MRIでみつかった・

2・あるいは
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」があり
出血がみいだされた
と仮定到させて頂き上記御解答致しました。

##3
無症候性であり
偶発的にみつかった
「御子息様」の「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
で「開頭手術」+「腫瘍摘出」の
「必要性」が「みいだされません」。

##4
「御子息様」が大学のアメリカン・フットボール部に
入部されての「際して」と「御記載」があります。

「御子息様」の大学のアメリカン・フットボール部では入部前に頭部MRI
を義務付けられているのでしょうか。

##5
いずれにしても
「御子息様」は今までどおり
アメリカン・フットボール部でアメリカン・フットボールで
御活躍をすればよろしいと今の私は考えます。

##6
無症候性であり
偶発的にみつかった
「御子息様」の「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
で「開頭手術」+「腫瘍摘出」の
「必要性」が「みいだされません」。






tHRSDAY, July 08, 2010 18:01



この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=121
 です。
相談掲示板入室ページへ   このページのトップへ(新規相談書き込み)   山本クリニックHomePageへ   メール

あなたは 00259679 人目の患者さんです。(Since 2009.12.16.Wed)