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【105】 題名:筋萎縮側索硬化症の「疑い」の診断の「疑い」とは。
相談者:匿名希望 年齢:61 性別:男性 地域:北海道 2009/07/29 (水)18:45:06
ログ番号105です。

初めまして、宜しくお願いします。

突然ですが筋萎縮側索硬化症の診断が誤診もある場合もある
とのことですがその場合は他にどのような病気があるのでし
ょうか?


先日、実父(61歳)が筋萎縮側索硬化症と診断されました。

去年の夏頃から左腕の力が入らない。ろれつが回らない。
今春ころには体重も落ち左腕の筋肉が落ちてしまいました。
嚥下も少し辛いようです。

今月7月初旬より2週間検査入院で○○大学病院へ入院しました 
退院時に筋萎縮側索硬化症の「疑い」の診断が出ました。

現在は自宅ですが今の所、8月にも一日検査の予約が入っています。
検査名は忘れましたが脳随液の流れを見るようなことが
説明書に書いてあったと思います(私は結婚して現在実父と別居のため)。

ちなみに家族への追跡検査はありませんでした。

(実父の妹、私にとっては
叔母は20年以上前より多発性硬化症を患い寝たきりです。
問診の際に医師に伝えております。)

「疑い」というのは確定では無いが
今後の検査継続により見極めるということでしょうか?
自己で調べる限り症状はあてはまるので誤診の確率は低い
のでしょうか?
似たような症状がでる病気があるのでしょうか?


実父はいままで病気らしい病気もなく入院したといえば
アキレス腱を切ったくらいで、
未だに治療法の無い病気になったのが信じられません。
まだ気持ちが落ち着かない状態です。


もっと、実父の状態についてよく知りたいので教えていただければ
大変感謝いたします。

お忙しい中申し訳ございません。

Tuesday, July 28, 2009 6:26 PM
     
山本クリニック世田谷 山本博昭(脳神経外科専門医)
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1(せたがやくみなみからすやま)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/index.html




2009 07 29 Wed 19:13:43


ログ番号105です。


「御回答」の要旨と。
後述する
さらに詳しい「御回答」の「2つの「御回答」」で
「御回答」到します。






「御回答」の要旨です。


「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは「疑病名:ぎびょうめい」は。

医師の「診療記録の病名記載」に関する「記載学」
の「方法論」です。
「○○の疑い」の「疑い」は「記載学」の「方法論」
のひとつです。
よりまして単純な「日本語の「疑い」」という意味
ではありません。
英文カルテでは「s/o」と記載到します。





「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは「疑病名:ぎびょうめい」
の場合。

下記後述のような
「中枢神経系専門医」の「診断戦略」の
「範疇(カテゴリー)」ツリーの
「ステップ」の「指向性」(行き先)の「ロケーション」を
「御家族」につたえていることがあります。


精度のたかい「診断戦略」には「それなりの時間」
が必要です。



御不安とは思いますが。
「御受け持ちの先生方」も
一生懸命でいらっしゃることがよくわかります。

「御受け持ちの先生」には
「御父様」の
「もうすこし」
お時間が必要な状況であると推察到します。














さらに詳しい「御回答」


「診断病名」に「疑い」のつく場合は。

「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは「疑病名:ぎびょうめい」
と呼称致します。

概ね
「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは
「疑病名:ぎびょうめい」
の場合は。


------------------------------
1・
ある患者さんの
今現在の「症状・症候」から「この「診断病名」」が考えられるが
「なにかおかしい?」「今ひとつ決めかねる」場合

2・
ある患者さんの
今現在の「症状・症候」を呈する「病態」のなかで
「最も危険な「病態」」

3・
ある意味では「2・」の「一種」なのですが。
適切な表現が思い浮かばないのですが。

今現在の「症状・症候」を呈する「病態」自体が
皆目診断し得ない状況であることをたの医師
に示す「蛍光マーカー」のような語句で用いられる
場合。

4・
また患者さんの「御家族」が「意見まとまりわるく」
あるいは患者さんに熱心でない場合に警告的に
ある「重篤な「病態」」の
「疑病名:ぎびょうめい」を用いる
適切な表現が思い浮かばないのですが。「作戦」が
あります。

6・
その他
です

------------------------------


「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは「疑病名:ぎびょうめい」

「診断病名」とは厳密にはみなされません。
だから
「誤診」はありえません。



ただし
「Dr's mind」=「ドクターズ・マインド」の
しっかりした「専門医」は
「疑い病名:うたがいびょうめい」あるいは「疑病名:ぎびょうめい」
をつけないことも確かなことといえましょう。





御相談者の御相談内容要旨御記載からは。

「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」
であるということを「御家族」のどなたを
「キーパーソン:key person」とされて。
また
どのようなシチュエーションで。

「御受け持ちの先生」が
上記の「1・」−「5・」のいずれのモチベーション
でつけられたかは推察が全く不可能です。







「突然ですが筋萎縮側索硬化症の診断が
誤診もある場合もあるとのことですがその場合は
他にどのような病気があるのでしょうか?」
=>
「多発性硬化症:multiple sclerosis」をはじめ

その他。

「無数にある」=「星の数ほどある」
とよく呼称致しますが。

「ほしのかずほどある」以上「無限大に近く」
あります。*

「診断戦略」「範疇(カテゴリー)」ツリー
というこれらの「無限大」の「病態」
の「診断戦略」が必要です。










「自己で調べる限り症状はあてはまるので誤診の確率は低い
のでしょうか?」
=>

「自己で調べる限り症状はあてはまるので」
と御記載がありますが。

「御相談者」が
「本当に「あてはまる」」
とお考えであれば。
「御相談者」は止むを得ずも「大きな落とし穴」を
ほられてその「落とし穴」にはまられている可能性があります。


すなわち
「病態」の「基準」となる「症状・症候」
「お手本になる「症状・症候」」は「複数」
あります。「一筋縄」では歯が立ちません。

「一筋縄の文章」に。
「大いにあてはまる」と一筋縄に思われたその瞬間
から。

「御相談者」が懸念されている
「誤診をされる医師の道筋」と「同じ」経路を
みずから歩まれている。







「突然ですが筋萎縮側索硬化症の診断が
誤診もある場合もあるとのことですがその場合は
他にどのような病気があるのでしょうか?」

=>

「無数にある」=「星の数ほどある」
とよく呼称致しますが。

「ほしのかずほどある」以上「無限大に近く」
あります。*

「診断戦略」「範疇(カテゴリー)」ツリー
というこれらの「無限大」の「病態」
の「診断戦略」が必要です。












下記に後述到します。


さて
「御父様」の場合は
CT・MRIなどの「画像診断」はどのようになっているでしょう。

「部位」は
「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」その他
です。「画像診断」での結果は如でしょうか。

また
「誘発筋電図・神経伝導速度」などの「検査」結果
は如何でしょう。









「御施設」での
他の内科の
「内科専門医先生」も併診されていると
思いますが。

「内科専門医先生」の「範疇(カテゴリー)」で
の問題点は如何でしょうか。

たとえば
これはあくまでも仮定での話しですが
万が一「御父様」が。

「悪性腫瘍」(「がん」などです)をおもちの場合でも
「癌性ニューロパチー: cancer neuropathy」
で「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」とおなじ
「症状・症候」は出現到します。












「突然ですが筋萎縮側索硬化症の診断が
誤診もある場合もあるとのことですがその場合は
他にどのような病気があるのでしょうか?」
とのことです。


「無数にある」=「星の数ほどある」
とよく呼称致しますが。

「ほしのかずほどある」以上「無限大に近く」
あります。*

「診断戦略」「範疇(カテゴリー)」ツリー
というこれらの「無限大」の「病態」
の「診断戦略」についてお話到します。



「診断戦略」「範疇(カテゴリー)」ツリー
といいます。
A=>B=>C=>D
です。



A/
神経系疾患 Nervous System Disease
のみでも。
------------------------------
神経系自己免疫疾患 Autoimmune Diseases of the Nervous System +
自律神経系疾患 Autonomic Nervous System Disease +
中枢神経系疾患 Central Nervous System Disease +
時間生物学的疾患 Chronobiology Disorder +
脳神経疾患 Cranial Nerve Disease +
脱髄疾患 Demyelinating Disease +
神経系奇形 Nervous System Malformation +
神経系腫瘍 Nervous System Tumor +
神経皮膚症候群 Neurocutaneous Syndrome +
神経変性疾患 Neurodegenerative Disease +
神経症状 Neurologic Manifestation +
神経筋疾患 Neuromuscular Disease +
神経毒性症候群 Neurotoxicity Syndrome +
睡眠障害 Sleep Disorder +
神経系外傷 Nervous System Trauma +
------------------------------
のような「範疇(カテゴリー)」があります。


B/
さらに
神経筋疾患 Neuromuscular Disease +
であればさらに

神経筋疾患 Neuromuscular Disease
------------------------------
慢性疲労症候群 Chronic Fatigue Syndrome
アイザックス症候群 Isaacs Syndrome
運動ニューロン疾患 Motor Neuron Disease +
脊髄性筋萎縮症 Spinal Muscular Atrophy +
筋疾患 Muscular Disease +
萎縮性筋疾患 Atrophic Muscular Disorder +
神経筋接合部疾患 Neuromuscular Junction Disease +
末梢神経系疾患 Peripheral Nervous System Disease +
全身硬直症候群 Stiff-Person Syndrome
------------------------------
のような「範疇(カテゴリー)」があります。


さらに
C/
「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」のような
運動ニューロン疾患 Motor Neuron Disease +
であればさらに

運動ニューロン疾患 Motor Neuron Disease
------------------------------
・筋萎縮性側索硬化症 Amyotrophic Lateral Sclerosis
・進行性球麻痺 Progressive Bulbar Palsy
・脊髄性筋萎縮症 Spinal Muscular Atrophy +
・灰白脊髄炎 Poliomyelitis +
------------------------------
のような「範疇(カテゴリー)」があります。



D/
筋萎縮性側索硬化症 Amyotrophic Lateral Sclerosis
であれば
さらに

------------------------------
俗にいう「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と呼称されているものの
「病態」でも
1・
古典的「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」=
「Chrcot ALS:シャルコーALS]
(または「通常型=forme commune」)
2・
「延髄型:forme bulbaire」「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」
3・
「偽多発神経症型:forme pseudo-poly-neuritique」
4・
その他
の「4「病態」」に分類致します。
------------------------------








「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」と
「末梢運動神経障害」を
「診断戦略」「治療戦略」を
確立する
「中枢神経系専門医」先生は
「大変」です.



「御受け持ちの先生方」も
一生懸命でいらっしゃることがよくわかります。









「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは「疑病名:ぎびょうめい」は。

医師の「診療記録の病名記載」に関する「記載学」
の「方法論」です。
「○○の疑い」の「疑い」は「記載学」の「方法論」
のひとつです。
よりまして単純な「日本語の「疑い」」という意味
ではありません。
英文カルテでは「s/o」と記載到します。



概ね
「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは
「疑病名:ぎびょうめい」
の場合は。


------------------------------
1・
ある患者さんの
今現在の「症状・症候」から「この「診断病名」」が考えられるが
「なにかおかしい?」「今ひとつ決めかねる」場合

2・
ある患者さんの
今現在の「症状・症候」を呈する「病態」のなかで
「最も危険な「病態」」

3・
ある意味では「2・」の「一種」なのですが。
適切な表現が思い浮かばないのですが。


今現在の「症状・症候」を呈する「病態」自体が
皆目診断し得ない状況であることをたの医師
に示す「蛍光マーカー」のような語句で用いられる
場合。

4・
また患者さんの「御家族」が「意見まとまりわるく」
あるいは患者さんに熱心でない場合に警告的に
ある「重篤な「病態」」の
「疑病名:ぎびょうめい」を用いる
適切な表現が思い浮かばないのですが。「作戦」が
あります。

6・
その他
です

------------------------------


「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは「疑病名:ぎびょうめい」

「診断病名」とは厳密にはみなされません。
だから
「誤診」はありえません。



「疑い病名:うたがいびょうめい」
あるいは「疑病名:ぎびょうめい」
の場合。
前述のような
「範疇(カテゴリー)」ツリーの
「ステップ」の「指向性」の「ロケーション」を
「御家族」につたえる目的をもつことは確かです。


精度のたかい「診断戦略」には「それなりの時間」
が必要です。



御不安とは思いますが
「御受け持ちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることがよくわかります。
「御受け持ちの先生」に
「もうすこし」
お時間が必要な状況でありうと推察到します。






ps
「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」につきましては。
山本クリニックの旧脳神経外科・神経内科相談掲示板
2003/7/23-2009/02/25
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から


母親が近くの大病院で筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断
[2] [2009年 1月10日 21時 1分 5秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/279114393125386.html

を御参照頂けますか。







山本クリニック世田谷 山本博昭(脳神経外科専門医)
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1(せたがやくみなみからすやま)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/index.html




2009 07 29 Wed 19:13:43
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