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【8】 題名:子供の海綿状血管腫について.2
相談者:匿名希望 年齢:29 性別:女性 地域:埼玉県 2005/02/12 (土)23:54:42
ご回答ありがとうございます。
大変感謝しています。
重ねてお聞きしたく書き込みます。
まず、検査についてお聞きしたいのですが
「海綿状血管腫」の診断の際、視診のみで診断するのが一般的なのでしょうか?

診断前後、何も検査は受けていません。
「海綿状血管腫」は全身どこにでもできるとの説明だったのですが
今現在身体のどこにあるのか、どのくらいの大きさのものがあるのか
調べておく必要はありませんか?

また、いつのまにか喉(顎の下辺り)の一部がふっくらしているような
腫れているような感じになっている(皮膚色は常色で触ると軟らかい)のですが
これが大きな血管腫だった場合
今後呼吸などに影響は無いのでしょうか?
また、早急な手術は必要ありませんか?
また、レーザー外科というのはレーザーで切除するということですか?
その場合、通常の外科手術との術後の傷跡の違いなどありますか?

手術をするかどうかは美容的な観点での判断でいいのでしょうか?
 
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


1・「まず、検査についてお聞きしたいのですが
「海綿状血管腫」の診断の際、視診のみで診断するのが一般的なのでしょうか?」
との事です。

「皮膚科専門医先生」或は「形成外科専門医先生」の分野の
「血管腫」という「範疇(はんちゅう)」の「病態」のひとつに
「海綿状血管腫」という「病態」があります。
皮膚にできる「病態」であり「病理診断」が唯一「肉眼的」に行える
部位であるから「専門医」の「眼」での「診断」が一番正確です。
「硬化療法」などの「治療戦略」に入る場合には
「血管腫」の「造影剤を用いた血管撮影」が必要になります。

因みに「皮膚科専門医先生」の呼称する皮膚の「海綿状血管腫」は「静脈」
により構成されています。
他の「科目」=例えば「脳神経外科」では「海綿状血管腫」といえば
100%「毛細血管」から構成されている「血管腫」を「海綿状血管腫」と
呼称致します。
以前は「皮膚科専門医先生」の間でも「イチゴ状血管腫」を
「海綿状血管腫」と呼称した時期があり「混乱」が発生しています。



2・「「海綿状血管腫」は全身どこにでもできるとの説明だったのですが」
との事です。
=>
「多臓器血管腫症」という「病態」が
「神経皮膚症候群」の中に例えば
「フオン・ヒッペル・リンダウ症候群:von Hippel-Lindau syndrome」
(説明省略致します。)
等御座います。

「お受けもちの先生」はこのような「神経皮膚症候群」の「多臓器血管腫症」
のことを「意味」されたのではない。
「皮膚科専門医」領域の「海綿状血管腫」は
「体の皮膚のどこにでも発生しうる」という「意味」での御説明です。

現在「腹部」+「頚部・顔面」の「2箇所」のみ。
「皮膚科領域でいう「海綿状血管腫」」が「皮膚以外の内蔵」に同時に
発生する可能性は
適切な表現が思い浮かばないのですが
御子息様が「脳腫瘍」を同時にもたれている可能性より稀少である。


3・「また、いつのまにか喉(顎の下辺り)の一部が・略・」
の「症状・症候」が「血管腫」である可能性は極めて少ない。

「今後呼吸などに影響は無いのでしょうか?
また、早急な手術は必要ありませんか?」
=>「有り得ません」。

4・「レーザー外科というのはレーザーで切除するということですか?」
との事です。
「CO2(炭酸ガス)レーザー」などの「メス・レーザー」を用いて
「血管腫」=「皮膚腫瘍」「皮下腫瘍」と考えて「血管腫」を
摘出する「治療戦略」もあるかもしれないが。
通常
「血管腫」の「レーザー外科」には
「血管腫レーザー」である
「色素レーザー;ダイレーザー」或は
「Vビームレーザー」
(「Vビームレーザー」も「色素レーザー(ダイ・レーザー)」の一種)
を用います。
「血管」の中を流れる赤血球を「破壊したエネルギー」で
「「血管」の壁」を「破壊」する「血管腫」レーザーを用います。
「レーザー外科」を「血管腫」に用いるか否かは「お受けもちの先生」
の判断によります。


5・「手術をするかどうかは美容的な観点での判断でいいのでしょうか?」
=>
通常「皮膚腫瘍」「皮下腫瘍」としての「血管腫」の「治療戦略」は
「美容」的な目的・或は観点にたつことが多いものです。
けれども
中には「乳幼児」の「巨大「血管腫」」の場合「心不全」を
惹起することも有り緊急手術として「血管腫」摘出が行われることが
あります。


前回も御回答致しましたように。
これはやむを得ずもがななのであり御気持ちは大変よく判ります。
けれども「お母様」の「御心配」「不安」が大きいと
「お受けもちの先生」の御子息様の「血管腫」「治療戦略」には
「マイナス」のフアクターとして作用いたします。
あまり心配ばかりしていては駄目です。

上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp
 
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