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これはさぞかし御心配であろうと存じます。
大変「御冷静」に「御自分」の「症状・症候」も把握されています。
また諸先生方の「お話」を明晰に描写されており
「それぞれの先生方」=
「「大学病院」の皮膚科の先生」や
「都内の有名?な美容レーザーのクリニックでの診察を
ほぼ同時に2件でうけました。」の「先生方」の「御対応」が目に浮かぶ
ようです。
「山本先生のサイトを拝見したのもこのころでした。
とても真摯な先生だなあと思いました。
酒さということもこのときに知りました。
自分は酒さなのではないか。
こうおもって大学病院の皮膚科外来を受診致しました。
他の美容外科クリニックでの毛細血管拡張症の診断は
伏せて初めて受診致しました。」
との事です。
大学病院の「皮膚科専門医先生」は「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」
という「御診断」であった。
それなのに「その前」に「御受診」された
「都内の有名?な美容レーザーのクリニックでの診察を
ほぼ同時に2件でうけました。」の「御診断」は
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
であり。
「二箇所とも血管を縮めるか焼くか(よく覚えていない)の
レーザーを用いるとのことでした。」という
「いわば間違い」をされている。
それならば
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
という「病態概念」はどのようなものなのか
という「御相談者」の「深刻な疑問」
から
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1・
なぜ「美容外科」の先生は私の赤ら顔が
「毛細血管拡張症」でないのに「毛細血管拡張症」
いわれるのでしょうか。
2・
そして本当の「毛細血管拡張症」というのはどのような
病気であるのでしょうか。
------------------------------
を「知りたくていらっしゃる」ということと考えます。
「御相談者」の事例では「大学病院」等の「高次医療機関」
の「皮膚科専門医先生」が
「よく「御診断」」を「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」と
つけられたと思います。
「大学病院」等の「高次医療機関」
の「皮膚科専門医先生」が
「まず内科専門医先生の受診をされてくださいといわれ
内科の○○外来(たしか血液内科でした)を受診致しました。
そこでは血液検査を4回と頭部と腹部MRIをうけました。」
が何故「血液内科専門医先生」も併診になったかということと
は。
とどのつまり
「皮膚科専門医先生」以外の「分野」の「内科専門医先生」の背景要因
を「皮膚科専門医先生」である「御受け持ちの先生」
が「内科専門医先生」のなかでもとりわけ「血液内科専門医先生」を
選ばれて「病態」ではないと「王手」をかけられたということです。
「内科専門医先生」の背景要因をもつ「病態概念」の除外診断をもって
「王手」をかけられたということなのです。
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
は「血管腫」です。
「ちいさいながらも」「中心部」に「コア:核」をもつ
「小さな「血管腫」の凝縮がある」。
そしてその周囲に同心円状の「「毛細血管:capillary」の「花火」のような
「放射」がある。
これが
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
です。
び漫性に(全体的に)「顔が赤い。赤ら顔。」は。
間違っても「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
などではありえないのです。
「大学病院」等の「高次医療機関」
の「皮膚科専門医先生」が内科専門医先生も併診されたのは
本当に宜しかったです。
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
は元来
「脳神経外科専門医」「神経内科専門医」など
「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」の「血管腫」
の「一種」なのです。
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
は「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」のなかでも
とりわけ脳幹部の「橋:きょう:pons」に多発するものです。
「女性ホルモン」の「エストロゲン」の関与が考えられてはいますが
不幸にして脳幹部「出血」などで生命に関わるような「状態」
から「脳血管撮影:cerebral angiography」で発見されたり。
あるいは病理解剖から発見されることがあります。
勿論
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
を「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」に
御持ちであっても.
「なんら「症状・症候」なく」
一生を全うされる方もいらっしゃることは想像にかたくありません。
極言すれば
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
は「脳神経外科専門医先生」の「病態」である。
世界の「神経病理学者」のなかでもとりわけ有名な。
「英国:United Kingdom UK」のRussel(ラッセル)(女性です)
「合衆国USA」のLubinstein(ルビンシュタイン)(男性です)
らの脳内「血管腫」の「5分類」のひとつ
として非常に有名かつ重要で深刻な「病態」。
それが
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
なのです。
「皮膚」も「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」も。
発生学的には同じ
「外胚葉」から発生する構造物です。
けれども
「脳神経外科専門医」「神経内科専門医」の「病態」のような
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
単独で発生することはきわめて稀.
あるいは「ありません」。
けれども「皮膚」の
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
は。
非常に厄介です。
「皮膚科専門医先生」の領域に
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
が「できる」ときは「さらに厄介」。
わが国の「厚生省特定疾患調査研究班」があります。
「免疫不全症候群」によって行われた。
原発性免疫不全症候群全国症例登録に,
「ataxia-telangiectasia:アタキシア・テレアンギエクタシア」
として登録された症例について報告されています。
「ataxia-telangiectasia:アタキシア・テレアンギエクタシア」
の症例は。
「原発性免疫不全症候群」の
全国症例録全登録症例629例中7.3%にあたります(約10%)
男27例, 女19例, 計46例でした。
このうち54.3%で家族発生が報告されました。
「原発性免疫不全症候群」は「深刻」な「病態」ですから。
登録時の死亡例は15例(20%)で, 主な死因は肺炎と悪性腫瘍です。
さらに「皮膚科専門医先生」の分野の
「ataxia-telangiectasia:アタキシア・テレアンギエクタシア」
の本症の三主徴という「症状・症候」があります。
1・
失語症は97.8%に,
2・
末梢血管拡張は71.7%に,
3・
易感染性(「反復性上気道感染」など)
は69.7%に認められます。
感染は主として肺炎などの呼吸器感染です。
6例で悪性腫瘍の合併がみられています。
血清IgAの低値ないし欠損は47.2%に到します。
リンパ球のPHA反応低下*は76.5%で記載されています。
小児の場合。
血清IgE値は遺伝因子の影響をうけると考えられます。
また,
両親が「小児」の血清IgE値に与える影響は,
父親と母親とで差がないと考えられています。
「皮膚」の
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
は。
非常に厄介です。
「皮膚科専門医先生」の領域に
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
が「できる」ときは「さらに厄介」な
「病態」なのです。
(*「PHAはフアイトヘマグルチニン:phytohemagglutinin」といわれる物質です。
成熟リンパ球を幼若化*あるいはDNA合成を再開させる
ことで知られています。
この作用機序を利用して「細胞性免疫能」の検査に
用いられます)
(よく植物図鑑にヤマゴボウという名前で
紫のきれいな実を沢山つける「大型」の雑草がありますが。この根には
PHAを含んでいて山菜のヤマゴボウと間違えると
猛毒ですから大変なことになります)
**
リンパ球は、phytohemagglutinin(PHA)やconcanavalinA(ConA)
、あるいはpokeweed mitogen(PWM)などの
非特異的刺激物質(mitogen)の刺激によって幼若化を起こし、
DNA合成が盛んとなります。
とどのつまり
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
とは
「血管腫」の「一種」であり
「脳神経外科専門医」「神経内科専門医」の分野である
「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」とりわけ
脳幹部に発生することで知られる「血管腫」として
つとに有名であり。
「皮膚科専門医先生」の分野の「病態」ではないのです。
けれども
「皮膚科専門医先生」の分野で
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
が発生すれば
これは
「ataxia-telangiectasia:アタキシア・テレアンギエクタシア」
という「原発性免疫不全症候群」をおこす
「病態」であり。
「命にかかわります」。
(結局「ataxia-telangiectasia:アタキシア・テレアンギエクタシア」
も「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」に密接に関与到します。
だから
「脳神経外科専門医」「神経内科専門医」の先生の「病態」
に戻ることになります)
それならば
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
という「病態概念」はどのようなものなのか
という「御相談者」の「深刻な疑問」
から
------------------------------
1・
なぜ「美容外科」の先生は私の赤ら顔が
「毛細血管拡張症」でないのに「毛細血管拡張症」
いわれるのでしょうか。
2・
そして本当の「毛細血管拡張症」というのはどのような
病気であるのでしょうか。
------------------------------
という
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「2・
そして本当の「毛細血管拡張症」というのはどのような
病気であるのでしょうか。」
ということを
知っていただく必要がありますから
まず
「血管腫」である「もうさいけっかんかくちょうしょう」=
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
の「御回答」を
致しました。
「1・
なぜ「美容外科」の先生は私の赤ら顔が
「毛細血管拡張症」でないのに「毛細血管拡張症」
いわれるのでしょうか。」
との事です。
お答えが「別の意味で難しい「御相談」に
なります。
少なくとも「大学病院」等の「高次医療機関」
の「皮膚科専門医先生」の「御受け持ちの先生」は
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
あるいは
「血管腫」とは「思われていなかった」と
思います。
けれども
「大学病院」等の「高次医療機関」の
「皮膚科専門医先生」は
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」が
「商業的「美容外科」」で。
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」なのに
「血管腫」である「もうさいけっかんかくちょうしょう」=「赤あざ」
等とされる「非常に困った現象のあること」。
このことを「重視」されていたように思えます。
そこで間違っても
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」を
「血管腫」である「もうさいけっかんかくちょうしょう」=「赤あざ」
と間違われても「御相談者」が理論武装しうるように。
「診断戦略」を進められたものでしょう。
「1・
なぜ「美容外科」の先生は私の赤ら顔が
「毛細血管拡張症」でないのに「毛細血管拡張症」
いわれるのでしょうか。」
との事です。
これは
「美容外科」の先生といっても立派な先生も多く
さまざまですが。
「立派な先生」であれば間違っても
このようなことはなさらないでしょう。
「4年前に東京にシフトで半年ほどおりました。
そのときに
都内の有名?な美容レーザーのクリニックでの診察を
ほぼ同時に2件でうけました。
二箇所とも毛細血管拡張症という診断でした。
二箇所とも血管を縮めるか焼くか(よく覚えていない)の
レーザーを用いるとのことでした。
山本先生のサイトを拝見したのもこのころでした。
とても真摯な先生だなあと思いました。
酒さということもこのときに知りました。」
との事ですが。
「都内の有名?な美容レーザーのクリニックでの診察を
ほぼ同時に2件でうけました。
二箇所とも毛細血管拡張症という診断でした。
二箇所とも血管を縮めるか焼くか(よく覚えていない)の
レーザーを用いるとのことでした。」
=>
「これはとんでもないことなのです」。
けれども「致し方なくもある」。
検索エンジンで
「もうさいけっかんかくちょうしょう」という日本語
ではなく。
英語で
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
の
「telangiectasia」或いはより語源に近い「teleangiectasia」で検索されれば。
理論的には。
おそらく「脳神経外科専門医」「神経内科専門医」の
「病態」しか検索されないでしょう。
さて
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「御相談者」は大変に切味のよい優秀な「大学病院」等の「高次医療機関」
の「皮膚科専門医先生」を
「御受け持ちの先生」とされて
本当に宜しかったですね。
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」の
「超高性能Qスイッチレーザー光照射」による
「レーザー光照射」も非常に「テクニック」を必要とする
「病態」です。
「レーザーは山本クリニック美容外科世田谷山本博昭先生
に御願いしたいのでそのときに教えていただいても
いいなあとおもっています・略・」
有難うございます。
「御相談者」からもう「受付担当・医療事務」にお電話を頂き御予約
をおとりになられたようです。
綺麗に治したいですね。
私も頑張ります。
結論:
とどのつまり
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
とは
「血管腫」の「一種」であり
「脳神経外科専門医」「神経内科専門医」の分野である
「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」とりわけ
脳幹部に発生することで知られる「血管腫」として
つとに有名であり。
「皮膚科専門医先生」の分野の「病態」ではないのです。
けれども
「皮膚科専門医先生」の分野で
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
が発生すれば
これは
「ataxia-telangiectasia:アタキシア・テレアンギエクタシア」
という「原発性免疫不全症候群」をおこす
「病態」であり。
「命にかかわる危険な「病態」」なのですね。
(結局「ataxia-telangiectasia:アタキシア・テレアンギエクタシア」
も「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」に密接に関与到します。
だから
「脳神経外科専門医」「神経内科専門医」の先生の「病態」
に戻ることになります)
よりまして。
ましてや「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」の
「赤ら顔」の患者さんに。
間違えられて。
迂闊にも医師は。
「毛細血管拡張症:テレアンギエクタシア:teleangiectasia:telangiectasia」
という「診断」は
なされるべきではありえない。
このように今の私は考えます。
ps
なおこの相談掲示板
http://www.clinicayamamoto.com/list_B.php
の中の
検索で「酒さ」でひかれても沢山の「御相談者」がいらっしゃるとは
思います。
もうお読みになられているとは思いますが。
山本クリニックの旧美容外科・形成外科相談掲示板
2003/7/24-2009/02/25
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/index.html
の「過去の御相談と御回答」から
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」に関する「過去の御相談と御回答」14
[2] [2008年 5月17日 21時 7分18秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/959207135326327.html
も何卒御参照ください。
山本クリニック美容外科世田谷山本博昭
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/index.html
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/3-laser.html
http://www.clinicayamamoto.com/list_B.php
Des・13 Sunday・04:18:10
この「御相談と御回答」の記事のURLは下記になります。
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_B.php?s_no=56
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
この「御相談と御回答」の記事のURLは下記になります。
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_B.php?s_no=56
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