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【15】 題名:トレチノイン療法について
相談者:匿名希望 年齢:24 性別:女性 地域:神奈川県 2005/04/16 (土)20:54:57
先日、炎症後色素沈着について質問した者です。
ご回答ありがとうございました。

二度目の質問なのですが、
トレチノイン療法により色素沈着がさらに濃くなってしまう
可能\性はあるのですか?

私のやけどによりできてしまったふくらはぎの色素沈着は、
8センチ×2センチ程度のもので、
濃さはストッキングで目立たなくなる位のものです。

薄い色素沈着はトレチノイン療法は逆効果という話を
聞いたことがあるのですが本当ですか?

現在、ビタミンC誘導体やハイドロキノンが入っている
市販の美容液を色素沈着部分につけているのですが、このような
市販の美容液は気休めにしかならないのでしょうか?



 
ご心配なことと存じます。
「14」の御相談者であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

1・「色素沈着部位・面積」は「ふくらはぎ」で「8センチ×2センチ」程度。
=「真皮熱傷」=「dermal burn] =第2度熱傷の「面積」
であられたと存じます。
2・「色素沈着」の「色調・程度」は「ストッキングで目立たなくなる位」
との事です。
++++++++++++++++++++++++
前回御相談者は
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」につき。
「レーザー治療やトレチノイン酸療法では
短期間に色素沈着を薄くできないのでしょうか?」
と御相談されております。これに対して
=>
「レーザー外科」もトレチノイン(オールトランスレチノイン酸)
の「治療戦略」も
基本的には可能とは考えます・と御解答致しました。
++++++++++++++++++++++++

「薄い色素沈着はトレチノイン療法は逆効果という話を
聞いたことがあるのですが本当ですか?」
との事です。
=>
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」で「逆効果」の
「逆効果」の意味が把握できませんが「「色素沈着」を
「増悪」する」という意味であれば。
よほどの「まがい物」の「トレチノイン」(後致します)
でない限り「ありえません」。

但し
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」は使用過程の初期で
「紅斑」」「ひりつき」「落屑:らくせつ」等の作用が高率に
出現致します。
けれども「使用」を「継続」していくと「その「頻度」」は低下していきます。
この「症状・症候」は
1・「トレチノイン皮膚炎:「all-trans retinoic acid dermatitis」
2・「皮膚乾燥感:dry skin phenomenon:DSP」
と呼称される「病態」で御座います。
びっくりされるかもしれませんが1・2・は
「ほぼ100%の患者さん」に発生致します。

このような1・+2・の性状に関して御相談者は「逆効果」との
「用語」を用いられたのかもしれません。

けれどもしっかりした「美容外科専門医先生」のもとで
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」「治療戦略」を
とられるのであれば全く御心配はありません。



「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」
について簡単にご説明致します。
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」は
皮膚外科的に極めて「パワーのある」物質なのです。

「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」は
「レチノイン酸」「ビタミンA酸」とも呼称されます。
トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とは
ビタミンA(レチノール)の誘導体です。生理活性はビタミンAの約50-100倍
とも言われています。
「標的器官」や「作用」により「活性本体」は異なりますが。
「レチノール」から「レチナール」を経て
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」に代謝されます。

1986年にKligmann,AMという「形成外科専門医」によって
「光老化皮膚の改善効果」が報告されたものです。
「欧米」では長い長い使用実績があります。

「all-trans retinoic acid」の「trans retinoic acid」の頭文字から
「トレチノイン」と呼称されるようになりました。
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」は
「非常に不安定」であることが大きな「特徴」で御座います。
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」は
「自家調剤」を「100%純薬」の粉末から「専門医」が自分で
「調合」致します。
このときの「調剤能力」により「効くか効かないか」完全に決まってしまいます。

「上述」の
「・・「よほどの「まがい物」の「トレチノイン」(後致します)
でない限り「ありえません」。」の(後述致します)とは
このような「「先生」の「調合能力」」のことを意味いたします。

冷蔵庫に「保管しても」2週間もすれば「信頼」できなくなります。

大抵の「特殊外用薬」は「海外製品」がパワーが強いのですが。
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」に限っては
「海外の既製品」は「効力」が弱いのが「特徴」です。
だから「既製品」は間違っても使われないで下さい。


「現在、ビタミンC誘導体やハイドロキノンが入っている
市販の美容液を色素沈着部分につけているのですが、このような
市販の美容液は気休めにしかならないのでしょうか?」
との事です。
=>
「ホワイトニング:美白剤」として
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」同様に
「ハイドロキノン」軟膏或は「ハイドロキノン」クリームも
調剤の大変困難なものなのです。

結果論敵に「効果」があれば宜しいのですが。
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
しっかりと
「トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)」
或は「ハイドロキノン」のお得意な
「美容外科専門医先生」「形成外科専門医先生」を御受診されて
みては如何でしょうか。


一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp




 
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