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【105】 題名:ある化粧品会社の美白剤で、白斑ができる合併症について
相談者:匿名希望 年齢:45 性別:女性 地域:福岡県 2013/09/05 (木)15:06:14
ある化粧品会社の美白剤で、白斑ができる合併症について



45歳女です。事務職でひやけには注意しています。

ある化粧品会社の美白剤で、白斑ができて回収という
ニュースが出ています。
私もこの化粧品をつかていたのですが、白斑には
なっていないし、色も白くなっていません。
美白剤で、白斑ができて回収ということは、深刻なこと
で何もおきていない私も心配でなりません。

こんな強烈な脱脱色素をおこしている化粧品による
白斑は本当にどいうことで起きたのでしょうか?

山本クリニック美容外科・世田谷の山本先生に
お時間のあるときでよいのでお教えいただきたいのです。
要領の悪いご質問ですみません。
よろしくお願いいたします。
 
この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_B.php?s_no=105
 です。





今現在マスコミをにぎわしていますね。


山本クリニック美容外科・世田谷・東京都
山本クリニック 山本博昭です。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/3-laser.html


まだらに白くなった原因とみられるのは、
カネボウが独自開発した有効成分「ロドデノール」=製品に
は「ロドデノール」=「4−(4−ヒドキシヒェニール)−2−ブタノール」
と表記されています。

この「ロドデノール」=「4-(4-ヒドキシヒェニール)-2-ブタノール」
は化粧品会社の製品で
4 - (p-ヒドロキシフェニル)-2 - ブタノール

ChemSpider ID: 88266
分子式: C 10 H 14 O 2
平均質量:166.216995ダ
モノアイソトピック質量:166.09938
ということになります。

一番重要なことは、このお化粧品が故意に過敏に白斑にいたった皮膚症状を
おこさせるとは、だれもがしらなかったということです。
まだ新しい、有機物質であるため、今現在もこの「合併症」にいたる作用機序
もわかってはいないと考えます。

だから、偶然のなせるわざというのが一番の公平な立場であると
思います。



「こんな強烈な脱脱色素をおこしている化粧品による
白斑は本当にどいうことで起きたのでしょうか?」
との事です。

=>

「知識がないからわからない」のではなく、歴史の浅い物質ですから
「わからないのが現実」であたりまえであり、たまさかそうなってしまった。
ということにいきつくとおもいます。



そして「ロドデノール」=「4-(4-ヒドキシヒェニール)-2-ブタノール」
は、厚生労働省が2008年、
「メラニンの生成を抑えて、シミ、そばかすを防ぐ」効果のある
医薬部外品として承認致しました。


けれども「医薬部外品」ということで、簡単にというと
語弊があるのですが、まあ「使用可能」ということになりました。

結果論としては、その薬理作用は、医薬品なみに強烈であった
ということです。

カネボウさんも、必死で薬理作用のあらいなおあしから、
治療の方法までもやられていると思います。




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
やはり美白作用のある「医薬部外品」で、
「コウジ酸」というのがありました。商品名はわすれました。

これについてウイキペディアよりの情報をコピーさせていただき
お話致します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%82%B8%E9%85%B8
を御参照頂けますか。

酒つくりの杜氏さんの腕が白いので発見されたという「エピソード」が
ありました。
=>

これから、1975年に三省製薬株式会社が、「コウジ酸」が
メラニン合成酵素であるチロシナーゼの活性を抑制し、
メラニンの生成を抑える作用を有することを発見し、美白剤として開発したのです。

1988年に医薬部外品の有効成分として厚生省(当時)から承認を得ました。
ところが、
動物実験で肝がんを引き起こす可能性を示唆する報告がなされたため、
2003年3月厚生労働省の通達により
医薬部外品(薬用化粧品)への使用が一旦中止されました。

ところがマウスにおいても、ラットにおいても
肝臓への影響は、外用ではなく、高濃度での混餌投与(1〜3%)でみられた知見であったのです。

その後、開発元の三省製薬がコウジ酸の安全性を確認する追加試験を実施し、
コウジ酸の化粧品としての使用は安全性上なんら問題がないことを証明致しました。

このため2005年11月2日、厚生労働省は薬事・食品衛生審議会 医薬品等安全対策部会において
「医薬部外品において適正に使用される場合にあっては、安全性に特段の懸念はないものと考えられる。」
との見解を発表したのです。


これに伴い前述の使用中止の通知が撤回されたと同時に、
コウジ酸配合化粧品(医薬部外品)の製造販売の再開が認められました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−







今回のカネボウの
「ロドデノール」=「4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノール」
は、実際に「ヒト」に用いられて初めてこのような、合併症
があることに気がつかれたわけです。

前例の「コウジ酸」に、ならわれて、
カネボウさまは、
「この合併症発生」のメカニズムの解明を急がれて、
そして、
「ロドデノール」=「4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノール」が
思わぬ薬理「効果」があらたに見いだされれば、と今の私は考えます。
例えば皮膚がん、その他の「メラニン色素系の「病態」」に関して
です。


今回、合併症の白斑の「治療戦略」も、意外と早く
あきらかになると思われます。



ちなみに
 このような美白の背景には、女性の美白への強い関心があります。
女性の多くがシミを気にしています。
ポーラの調べ(12年、20〜50代の女性500人)で、
「肌で気にしていることは」(複数回答)のトップはシミで68%。
その約8割が「年々シミが濃くなっている」と答えているそうです。

 「富士経済」という調査会社によると、
美白化粧品(ホワイトニング)の市場は
見込みで1960億円。
07年をピークに微減傾向だが、化粧品市場全体の1割弱を占めています。





「私ものの化粧品をつかていたのですが、白斑には
なっていないし、色も白くなっていません。
美白剤で、白斑ができて回収ということは、深刻なこと
で何もおきていない私も心配でなりません。」
との事です。

白斑をおこさないかたもいるというのは明らかです。
御相談者御自身のようなかたもいらっしゃるということは、
正しくものごとの事実を、考えるうえで極めて重要です。

「均衡の法則」あるいは、「平衡の法則」ともいわれます。





上記のような、
このような御回答しかできなくて御免なさい。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にお大事にされて下さいませ。





この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_B.php?s_no=105
 です。

 
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