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【184】 題名:10年前より、右の喉の痛みがあります。
相談者:匿名希望 年齢:42 性別:女性 地域:熊本県 2015/10/12 (月)12:42:28
42歳女です。熊本在住。
10年前より、右の喉の痛みがあります。
眼球の奥がいたくなり、鼻水がでて
眼科にも耳鼻科にも、それぞれ、何箇所かいきました。

どこにいっても診断がつきません。
結果、脳CT・MRIは山ほど検査されました。
3DCTも検査しています。

「0.5mm位の「病変」はあるかもしれないが、けれども限界。」で
「異常所見は、ありませ」ん、ということになっています。

ちなみに、
テグレトールというお薬は、てんかんのお薬だそうですが、
当初より、しばしば出されましたが、まったく効きません。
というよりも、皮膚の蕁麻疹のようなものが出来はじめて
緊急中止になりました。



今現在は、精神科に、「うつ病」として、1か月に、1回通院していますが、
パキシルというお薬がだされています。
私は自分では、「うつ病」ではないと、思っています。
けれども、「喉の痛み」などに化ける「うつ病」もあるんだそうです。
だされていますが、体調が悪くなるので、内服はしてはおりません。


食事はふつうにできますが、とびあがるほどではありませんが、
ふいに、喉の痛みが、1日に何回かおこります。

ストレスから肩こり・頸こり・背中こりも強いです。
むしろ、肩こり・頸こり・背中こりは、小さいときからあります。
小さい時から、のどが弱く、副鼻腔炎、中耳炎や、咳喘息で、
今現在もかぜばかりひいています。

相談掲示板に、私と同じような書き込みがあり、
先生が、懇切丁寧に御回答をされていらっしゃるのを拝読
させていただいております。
山本クリニック、 世田谷、東京都、の山本先生に相談
させていただくしかないと考えました。

自由診療だそうですが、万事承知致しております。
御遠方ではありますが、週一回通院可能です。

お忙しくていらっやることと存じます。
容量の悪い、相談で大変申し訳ございません。
不躾お許し下さい。


     
この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=184
 です。





お大変ですね。


#1
御相談内容要旨を熟読ささせて頂きました。


これは
「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」という病態である
可能性が高いです。


「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」は、
Greenfield Sluder(1865/8/30〜1928/10/9, アメリカ)が
1908年に始めて報告した「頭蓋顔面痛症候群」です。


いくつかの特徴が御座います。
これらの特徴には、「間違い」も御座います。

よって、
この「特徴」はかならずしも、的確に表現できているものでは
有りませんのでご了解ください。

------------------------------------------------------------

1・
女性に多い。

2・
片側の鼻根部や内眼角から眼球、鼻、頬骨、上顎歯、口蓋・咽頭などに
放散する発作性疼痛を特徴とする。

3・
疼痛は一日に何回も起こり、くしゃみで増悪し、
結膜充血、流涙、鼻汁過多、唾液分泌過多など自律神経症状を伴うことが多い。

4・副鼻腔の炎症や鼻粘膜の腫脹などによる翼口蓋神経節への刺激が
原因として考えられている(正確には間違いです)。
=>
すなわち、これらの「炎症」を治さないといけないということです。

5・
翼口蓋窩の深部にある翼口蓋神経節は、
鼻腔の加湿ならびに涙腺の分泌機能を調節する副交感神経節です。、
さらに感覚神経(上顎神経)や交感神経(内頸動脈叢)とも連絡しています。
(正確には、間違いです)

6・
自律神経症状の有無に関わらず、
顔面深部の疼痛には翼口蓋神経節が関与する可能性があります。
=>「7・」

7・
蝶形骨洞の底部からVidian神経が走向する翼突管が翼口蓋寓につながるので、
これらの感染や炎症が波及して翼口蓋神経痛が起こるとも考えられている。
(正確には、推測あるいは間違いです)

8・けれども、翼口蓋神経節に梢神経ブロックをおこなっても治らない。

9・「肩こり・頸こり・背中こり」をお持ちの患者さんが多い。

10・「反復性呼吸器感染」を御小さい時から今現在まで、お持ちのかたが多い。

11・「水疱瘡:みずぼうそう」=「水痘:すいとう」お「抗体」を持っていらっしゃらない方が
多い。(「水痘:すいとう」にかかっていないということ。)

12・「甲状腺機能低下症」をお持ちの患者さんが多い。

13・脳CT・MRIで「「異常所見」無し」といわれる。

14・頚椎・頸髄や、精神科にまわされることが多い。

15・
記銘力障害にて、御自覚はないが、「他人の言う言葉が理解しづらくなっている。」
結果、周囲とトラブルをおこすことが多いか、孤立した人生を歩まれることが多い。


16・食事は可能であるが、時として疼痛にて不可能なことが多いときは
むしろ舌咽神経痛を考える。

17・水分摂取のたりないかたに多い。
けれども水分摂取をするとすぐにトイレででてしまうかたが多い。
(ミルク飲み人形現象)

18・その他
------------------------------------------------------------

以上です。










#2
「御相談者」の「症状・症候」をまとめると。

------------------------------------------------------------
1・
女性である。=>「特徴1・」

2・
「10年前より、右の喉の痛みがあります。眼球の奥がいたくなり、鼻水がでて・略・」
と、
「片側の鼻根部や内眼角から眼球、鼻」の疼痛をお持ちです。=>「特徴2・」

3・

「脳CT・MRIは山ほど検査されました。・略・
「異常所見は、ありませ」ん、ということになっています。」=>「特徴13・」
4・
「私は自分では、「うつ病」ではないと、思っています。
けれども、「喉の痛み」などに化ける「うつ病」もあるんだそうです。
だされていますが、体調が悪くなるので、内服はしてはおりません。」
=>「特徴14・」

5・
「食事はふつうにできますが、とびあがるほどではありませんが、
ふいに、喉の痛みが、1日に何回かおこります。」
=>「特徴16」

6・「肩こり・頸こり・背中こりも強いです。」
=>「特徴9・」
7・
「小さい時から、のどが弱く、副鼻腔炎、中耳炎や、咳喘息で、
今現在もかぜばかりひいています。」
=>「特徴10・」

------------------------------------------------------------


「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」との合致されることが
多い。






#3
「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」は聞きなれない
病態かもしれません。

本邦では
「翼口蓋神経痛:よくこうがい神経痛:spheno-palatine neuralgia」
「顔面偏頭痛」
「顔面下半分頭痛」
などと呼称されなすが、「欧米」では、「スルーダー病」で
通ってしまいます・。

また、
「翼口蓋神経痛:よくこうがい神経痛:spheno-palatine neuralgia」
と「翼口蓋」という「わかりにくい用語は、本邦だけのものです。

これから、副交感神経節である、「翼口蓋神経節:よくこうがい神経節:よくこうがいしんけいせつ」
との、「意味のない関連」ができあがってしまいました。

上記の
「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」の特徴の中で、
「(正確には、間違いです) 」と記載いたしたのは、このような理由
です。

女性に多い・・ともいわれますが、実際は、男子にも多いものです。






#4
「特徴15・」の
「記銘力障害にて、御自覚はないが、「他人の言う言葉が理解しづらくなっている。」
結果、周囲とトラブルをおこすことが多いか、孤立した人生を歩まれることが多い。」
は非常に重要です。

=>

たくさんの医師を逡巡するうちに、医学用語に、堪能になり、
「病名」に固執されるかたが少なくありません。

「症状・症候」が、医師に伝えにくくなっており、また一方
あらたに、治してあげようという医師の、「話したキーワード」
が御理解しづらくなっています。

この状態を、記銘力障害=「新皮質フリーズ現象(neocortical supression)」
と呼称いたします。
コンピューターに例えるのは不遜なことなのですが。
新皮質(新皮質(霊長類からヒトで大活躍:コンピューターでいわば
メモリー(ラム))のメモリーが一杯の状態から「情緒不安定」になられていることが多く
男子の場合に多いです。





#5
「テグレトールというお薬は、てんかんのお薬だそうですが、
当初より、しばしば出されましたが、まったく効きません。
というよりも、皮膚の蕁麻疹のようなものが出来はじめて
緊急中止になりました。」
=>
これは「あぶなかったです」。

=>
スティーブンス・ジョンソン症候群*
(スティーブンス・ジョンソンしょうこうぐん、
Stevens-Johnson syndrome、SJS)です。
は皮膚や粘膜の過敏症であり、多型紅斑との鑑別を要します。
皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)ともいいます。
死亡例もあるものです。


テクレトール=カルバマゼピン
は、難治性疼痛によく用いられます。
「三叉神経痛:trigeminal neuralgia」などです。
けれども、「まったく効果はありません。

初期症状は発熱、咽頭痛などで、風邪に似ます。
進行すると紅斑、水疱、びらんが皮膚や粘膜の大部分の部位に広く現われることに加え、
高熱や悪心を伴います。
また、皮膚や粘膜だけではなく目にも症状が現れ、失明することもあり、
治癒後も目に後遺症が残ります。

症状・症候のみではSJSとEM Major(en)との鑑別は難しい。
皮膚生検すると、表皮細胞が壊死・融解しており、多形紅斑との鑑別が可能です。
経過中にヒトへルペスウイルス6(HHV-6)や
サイトメガロウイルスが再活性化致します。
致死率は患部が体表の10%未満の場合なら5%。

このように

テクレトール=カルバマゼピン
は、難治性疼痛によく用いられます。
けれども大変な間違いです。





アメリカの2人の小児科医師、
アルバート・メイソン・スティーブンスとフランク・チャンブリス・ジョンソンが
存在を確認、1
922年にAmerican Journal of Diseases of Childrenに
共同で発表した論文により知られるようになった。症例名は二人の名にちなみます。








#6

「ストレスから肩こり・頸こり・背中こりも強いです。
むしろ、肩こり・頸こり・背中こりは、小さいときからあります。
小さい時から、のどが弱く、副鼻腔炎、中耳炎や、咳喘息で、
今現在もかぜばかりひいています」

1・「肩こり・頸こり・背中こり」
2・「反復性呼吸器感染」
の「ふたつ」をターゲットに「治療戦略」をとります。


1・「肩こり・頸こり・背中こり」
この
「肩こり・頸こり・背中こり」にたいしては
「「筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬の内服」と外用薬」
と場合により、「神経ブロック」を加えます。
この「神経ブロック」に関しては、「神経ブロック」といっても
「星状神経節ブロック(SGB)」は全く「効果」がありません。

このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。


2・「反復性呼吸器感染」に関しては
上手に選択された「抗生物質」の内服と併用して経静脈投与も行います。


3・「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」の
「特徴17・」の
「水分摂取のたりないかたに多い。」から、患者さんは、
ドライサイドドライブという「「脱水状態」の一種」にあることが
多いものです。
=>
水分摂取を励行していただきたいですが、
「水分摂取のたりないかたに多い。
けれども水分摂取をするとすぐにトイレででてしまうかたが多い。
(ミルク飲み人形現象)」
を、おもちのかたが多いので、なかなかうまくいかない。



上記が、まず、「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」の
「治療戦略」の土台です。







#7
ペインクリニックでは「3つのペインクリニック」があると
いわれます。
1・麻酔科御出身の先生のペインクリニック
2・脳神経外科御出身の先生のペインクリニック
3・整形外科御出身の先生のペインクリニック
です。

「1・」は「星状神経節ブロック(SGB)」を中心に神経ブロックを行う。
「星状神経節ブロック(SGB)」は「交感神経ブロック」ですから、
「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」にある、
「翼口蓋神経節:よくこうがい神経節:よくこうがいしんけいせつ」
のブロックは「副交感神経ブロック」になります。
このようにして、間違った神経ブロックが、考えられたのかもしれません。

「2・」は、「頭蓋底」を始め、手術から、解剖学をよくしっています。
そのために、末梢神経ブロックなどでは、非常に難しい「神経ブロック」も
可能になります。

「3・」は、「痛いところに注射をする」という「トリガーポイント注射」を
得意とされます。「トリガーポイント注射」は神経ブロックではありません。








#8
「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」で「御相談者」のような
場、時と場合によって怖いのは、「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」
です。これは、「Janetta(ジャネッタ)の手術」という手術を用います。
「Janetta(ジャネッタ)の手術」でも一番難しいものです。

日本に5人くらいしかこの「Janetta(ジャネッタ)の手術」のできる
「脳神経外科医師」はいないということは以外としられていません。

「できる」というのは「合併症をおこさない」ということです。



#9
「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」のように、
「御相談者」のように、
「10年前より、右の喉の痛みがあります。」というとき、
本邦では、「仮病:ヒステリー」として考えられた時期が1950年代から
しばらくの間続きました。
今現在は、大丈夫ですが、それでも、
実際に現実的には正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」でございます。




#10
「機能性「病態」」即ち「画像診断」或いは「眼で見えぬもの」=「機能性末梢神経障害「病態」」
を治療されるためには。
「機能性末梢神経障害」にお強い「脳神経外科専門医」を御受診されるのが宜しいと考えます。
けれども、「
「脳神経外科専門医」のなかにも、「機能性末梢神経障害」が苦手な先生がいらっしゃいます。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。












#11結論:

1・「スルーダー神経痛:Sluder's neuralgia」
という疼痛病態です。

2・「治療戦略」につき上記「御回答」致しました。

3・病因につき、上記「御回答」致しました。

4・「相談掲示板に、私と同じような書き込みがあり、
先生が、懇切丁寧に御回答をされていらっしゃるのを拝読
させていただいております。
山本クリニック、 世田谷、東京都、の山本先生に相談
させていただくしかないと考えました。」
との事です。
=>
有難うございます。

「御遠方」から御通院中の患者さんは多いものです。
どうぞ「肩の荷」をおろされてお越しください。


















この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=184
 です
     
【183】 題名:頭痛・めまい・痺れ・耳閉感が1カ月以上続いています
相談者:TORI 年齢:46 性別:女性 地域:千葉県 2015/05/05 (火)12:57:06
3月下旬から耳閉感、頭痛、浮動性めまい、右腕と左頬の痺れ。

4月上旬耳鼻科でメニエル病と診断。
昨冬から高血圧と頭痛で内科を受診。

血圧は元々140/100台→最近は100/60台。

脳梗塞で症状が1カ月以上も続きますか?
普通の生活は送れるレベルでも
脳梗塞が見つかったら入院や手術が必要ですか?
     

この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=183
 です。



まず、御相談内容要旨には
1・4月上旬耳鼻科でメニエル病と診断。
2・脳梗塞で症状が1カ月以上も続きますか?
普通の生活は送れるレベルでも
脳梗塞が見つかったら入院や手術が必要ですか?

という「ふたつの相談」が混在しています。


1・「メニエル症候群」について・。

まず、「メニエル症候群」というのは
絵にかいた餅のようなものです。
すなわち、「メニエル症候群」は前庭神経の機能障害
ですから、もしも「御相談者」が、「メニエル症候群」
であれば、このように、相談掲示板にキーボードを
打たれるのは非常に、困難であろうと存じます。

「御相談者」には「肩こり・頸こり・背中こり」がおありでは
ないですか。

脳神経外科学会で、耳鼻科先生がたに、申し合わせて御願い
いたしているのですが。

「御相談者」のような「めまい感」(「仮性眩暈(ふわふわ感)症候群」)
の患者さんは、首と頭の付け根にコリの塊。そして頭痛のある
「緊張型頭痛」という頭痛にともなってあらわれるものです。





2・血圧と脳梗塞について。
脳神経外科には、「脳血管障害」という「範疇(カテゴリー)」の
病態が御座います。

脳内出血や くも膜下出血は、「出血性脳血管障害」です。
脳梗塞は、「虚血性脳血管障害」です。

脳血管障害というのは、何月何日何時何分と非常に、
明確に、「発作性」をもって発症するものです。




ところが、脳CT・MRI、とりわけ「脳MRI」を検査される機会が多くなり、
「脳MRI脳梗塞」という、わけのわからない病名が、跋扈しはじめました。



脳血管障害でも、脳内出血などは、1度なったら、それで終わりです。
けれども、脳梗塞、とりわけ、脳動脈硬化にともなう、脳血栓は、
一度発症しても、何回は、さらに、悪い方向に向かって階段状に
増悪していきます。


さて、
「御相談者」は脳梗塞のご心配をされる必要は少ないはずです。
脳血管障害の場合、もちろん、意識障害のみでなんの「症状・症候」
もない、発作もあります。


けれども、半身運動マヒ、或は、運動性失語症といった、
明確な、局所症候をともないます。




御「症状・症候」がないのであれば、
脳血管障害を、「御心配」される必要はありません。




「緊張型頭痛」で血圧が140/100という血圧になられるかたは
すくなくありません。
血圧の、高血圧の定義も非常に、2015から変わっています。




とりあえずに第一報としての御回答を致します。







http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=180
もを御参照頂けますか。







この相談への個別リンクは 
http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=183
 です。
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